デブが「得する/損する瞬間」。トイレの便座を割るのはあるある?

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 こんにちは、デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイルマガジン『Mr.Babe』編集長の倉科です。

 今回はデブが普段生活する中で「太っている」ということだけで「得すること」と「損すること」についてお話しましょう。これは私が運営するウェブマガジン『Mr.Babe』および以前、発刊していた雑誌『Mr.Babe』でアンケートを実施し、独自に集計した結果なので「リアルな声」としてお読みいただければ幸いです。

◆デブが日常で「得すること」とは?

 まず「得すること」として大人の女性約50人に「太った男性を見たときのポジティブイメージは?」とお聞きしたところ、下記のようなランキングとなりました。

5位 料理が上手そう

 ざっくりとしたイメージですが、「太っている」→「食べるのが好き」→「おいしいものをつくれる」という印象によるものだと思います。でも、もしそれを実践できれば、女性に対してのアドバンテージは高いでしょう。「料理上手な男子」は確実にモテる時代ですから、食べることが好きなポチャメン諸氏には自信を持ってつくれる料理を数品目、身につけていただきたいところです。

4位 初対面の人に覚えてもらいやすい

 これは女性からの声だけではなく、太った男性本人に聞いても「人に覚えてもらいやすい」という話はよく耳にします。確かにビジネスシーンでは皆さん、スーツ姿で同じような恰好をしている中では大きなカラダの人がいれば、印象に残ることは確かです。ロケ撮影の際、街中でぽっちゃりモデルさんと待ち合わせをすると、遠い場所からでもすぐに「あっ、モデルさんがあそこにいる」という圧倒的な存在感があります。これは人間としてのメリットは大きいといえます。

3位 癒やしのキャラで人気者になれそう

 あくまでも女性目線での見解なのですが、女性は丸いシルエットものが好きだという人が多く、クマのぬいぐるみやキティちゃんのように丸くて、ぷよぷよしたものにかわいさや癒やしを感じてしまうのではと考えられます。したがって、ぽっちゃりタイプの男性にもどこか癒やしを感じたり、思わずお腹を触ってみたくなったりするという感情が生まれるのではないでしょうか。

2位 信頼感を持たれやすい

「清潔感」や「話し方」などの条件はあると思いますが、「太っている人」=「物腰が柔らかい」もしくは「優しい」とか「気を使ってくれる」などのイメージがある人も多く、それが「信頼感」につながっているようです。

1位 なんとなくお金持ちに見える

 あくまでも外見だけのイメージなので正確なデータがあるわけではないが、少なくとも大人の女性の周りにいらっしゃるデブはお金を持っている、またはある程度の地位がある人が多いのではと思われます。私の周りにいる地位の高い方々もぽっちゃりしている人が多いので、このイメージがとても納得できます。

◆デブが日常で「損すること」とは?

 これは『Mr.Bab』の撮影イベントなどで、ポチャメン約100人にアンケート調査をした集計結果です。おそらくポチャメン諸氏にとっては「あるある」な意見ではないでしょうか。

5位 トイレの便座を割ってしまう

 これは私自身、経験がないのでびっくりしてしまったのですが、トイレの便座が割れてしまった経験がある人が多いのです。アンケートではおおよそ5人中1人の割合で便座が割れてしまったという確率なので「たまたま」ではないように思いますが……。

 繁華街などの居酒屋(小さな店がひしめく飲み屋街)でトイレに入ると便座が小さく「子供用か!」と思ったり、トイレ自体のスペースが狭く、トイレ内側に開く扉の場合、入るときはなんとかなるのですが、出るときに便器と扉の間にお腹が引っかかり、脱出困難状態になった経験がある人も多いはずです。(もしかして、私だけでしょうか?)

4位 靴ひも結びや足の爪を切るのが辛い

 靴ひもを結ぶとき、または足の爪を切るときにはどうしても座ってカラダをかがめなければなりませんが、そうするとデブにとってはその体型ゆえに、お腹が邪魔になり、スムーズに靴ひも結びや足の爪切りができないという人が多いのです。

 普通体型の方には実感がないと思いますが、お腹に大きめな風船を抱えたままカラダを前に曲げる状態を想像していただければわかるかもしれないのですが、呼吸が苦しく、非常に無理な体制での作業になるのです。アンケートでは「足の爪を切るときには息を吐き、止めた状態で顔を真赤にしながら爪を切ってます」なんて人もいらっしゃいました。まさに「デブの悲劇」とも言えるでしょう。

3位 エアコン温度問題

 職場では半強制的に「エアコンの温度は26~28度に」などと決められているところが多く、普通体型の人や、冷え性で困っている女性には確かに優しい環境なのですが……。デブ側の意見としては「寒ければ、上着を着るという対策があると思いますが、暑いのはどうしようもないんです。下着になるわけにもいかず、じっとり汗をかいていると汗臭くないかとか気になるし」との意見が多数。

 実は私も、夏の夜にエアコンをつけたまま寝たいので10年以上前から奥さんとは別の部屋で寝ております。普通体型の人たちに言わせれば「だから痩せればいいだろ」って声が聞こえそうですが……。

2位 シートのサイズが狭すぎる

 これも経験している人は多いと思いますが、以前、オーストラリアに行った際に運悪く、真ん中の座席になってしまい、しかも両脇が大きな欧米人だったことがあります。トイレに行きたくても隣の方がいちいち立たなくてはならず、カラダを伸ばすことすらできません。結局、8時間その席に座り、その間トイレに行ったのは2回だけ……。エコノミー症候群ギリギリ状態でした。

 電車も太った人が座ると中途半端にスペースを取ってしまうため、ほかの人が座りにくく、隣が中途半端に空いてしまい、気まずい思いをした人も多いはずです。ファミリーレストランの座席も座るとテーブルにお腹がついてしまう状態なのでリラックスして食事ができなかったり……もう少しデブの身になって考えていただければと思うのは私だけでしょうか? 「だったら痩せれば」と思う方、すいません独り言だと流してください。

1位 洋服のサイズ、靴のサイズが合わない、ズボンのサイズが合わなくて股が擦り切れる

 これはほぼ全員に経験がある、ある意味「デブ」にとっては重大な「あるある問題」です。私自身も洋服のサイズでは未だに悩まされていますし、未だ解決していません。ただ大きいサイズのものはあると思いますが、日本人「デブ」のサイズ感に合ったものがなかなか見つかりません。

 たとえば、胴回りでサイズを合わせると裾丈が異常に長かったり、ウエストでパンツを合わせると太ももが入らなかったり……。とにかく洋服のサイズ感に関しては「日本のアパレルさん、日本人男性の3人に1人はデブなんですよ! なんとかしてください!」と言いたいところです。

 ということで、デブが日常で「得した」「損した」ことのアンケート結果をご紹介しましたが、ぽっちゃりメンズには共感できるところもあったのではないでしょうか。私的な見解としては、人は誰でも良い面(武器)もあれば。悪い面(弱点)もあると思いますので、「太ればいい」とか「痩せればいい」と言うような結論はそれぞれの考え方だと思います。しかし、便器を壊してしまうと、リアルに「損」してしまいますのでそこだけはご注意を!

【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』の創刊編集長を務めたほか、暴走族雑誌『ティーンズロード』や『特攻服ファッションカタログ』、『作業服スナップ』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はウェブマガジン『Mr.babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を毎日配信中

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