自動車整備士の7割「給与が低い」 9割が将来の転職を意識、「他業種がいい」が大多数

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度々話題になる、自動車整備士の低賃金問題。整備士・メカニック業界の人材紹介を行うレソリューションは5月15日、「整備士の実態」のアンケート結果を発表した。調査は今年4月にネット上で実施し、整備士として働く20~60代の男女1076人から回答を得た。

整備士になったきっかけを聞くと、「車(その他機械類を含む)が好きだから」(58.6%)が最多となった。以降、「なんとなく」(16.4%)、「親類に整備士がいたから」(14.4%)、「資格が欲しかったから」(9.2%)と続く。

自動車整備士平均月給は25万5200円 全体平均を大きく下回る

給与状況を聞くと、最も多かったのが「業務内容を考えたら低い」(46.2%)だった。次いで、「低い」(24.7%)となり、合計7割以上が「給与が低い」と回答している。以降、「妥当」(22.6%)と続き、「業務内容を考えたら高い」(5.4%)、「高い」(0.8%)は1割以下となった。

厚労省の調査によると、2015年度の自動車整備士の平均月給は25万5200円。同年の全体平均月給は30万4000円。女性平均(24万2000円)を上回りはするものの、男性平均(33万5100円)を約8万円下回る。

ツイッターでは2016年、自動車整備士1年目という人物がツイッターに自身の給与明細を投稿し、話題になった。手取り額は約14万円。これに対して、7年目だという自動車整備士が自身の手取り額は約11万円と投稿し、物議を醸した。投稿から3年経つが、整備士の低賃金問題は依然厳しいようだ。

8割「転職は他業種がいい」と回答

今回の調査では、転職について聞くと、「いつかしようと考えている」(31.7%)が最多で、次いで「考えたことがある」(30.0%)、「具体的に考えている」(29.1%)と続く。「考えたことは無い」は9.2%となった。

転職を意識したことがある人が9割以上で、今後転職を希望する方の割合も6割近くと、全体的に高い傾向にある。また転職を意識したことがある人に、希望する転職先を聞くと「他業種がいい」と回答した人は81.2%にのぼる。

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  • 5/15 17:22
  • キャリコネ

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この記事のみんなのコメント

1
  • マサト

    5/15 18:25

    故障の時に整備士の人が駆け付けてくれるけど、まるで魔法使いだ。 目に見える破損は勿論、目には見えない電気の流れまで対応してくれる。 こうした技術を持った人の賃金が安いと、これから技術を身に付けようとする後身が育たない。 社会ってのは不思議なことに生活に不可欠な仕事をする人ほど安い賃金で使われる。 逆に暮らしからかけ離れるほど億の年棒だったり……… 勿論、才能と努力の賜だからそれは当然なんだけどね。

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