「まんぷく」118話。まんぷくラーメンのテレビCMに福子出演

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第21週「作戦を考えてください」 第118回 2月20日(水)放送より
脚本:福田 靖 
演出:渡邊良雄
音楽:川井憲次
キャスト:安藤サクラ、長谷川博己、内田有紀、松下奈緒、要潤、大谷亮平、
     桐谷健太、片岡愛之助、橋本マナミ、松井玲奈、呉城久美、松坂慶子、橋爪功、瀬戸康史ほか
語り:芦田愛菜
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
制作統括:真鍋 斎

『チキンラーメンの女房 実録 安藤仁子』安藤百福発明記念館
モデルの仁子さんは「これや!」「テレビや!」と言うような人だったのでしょうか、気になります。

118話のあらすじ


「まんぷくラーメン」の販路拡大のため、テレビCMを打つことを思いついた福子(安藤サクラ)。
神部(瀬戸康史)はさっそくCM構成案を3つ考え、みんな(萬平【長谷川博己】、真一【大谷亮平】、世良【桐谷健太】、鈴【松坂慶子】、吉乃【深川麻衣】)の前で提案する。

福子が活躍しはじめた。


「おはよう日本 関東版」の高瀬耕造アナは、かなり好意的な朝ドラウォッチャーですが、20日の朝は、「まんぷくラーメン」ってリズムが悪い気がする、とちょっとだけダメ出し。とはいえ、CMを楽しみにしている様子でした。

CMにお金を出すところがまだまだ少なかった時代、安く出せそうですが、それでもお金が必要。そこは、まだ信用組合にいる真一さんがなんとかすると頼もしい。ああ、やっと真一さんが仕事的な面で力を発揮する日が来たのですね。
117話で「存在意義」問題が出てきましたが、118話では、真一、神部の「存在意義」が描かれたといえるでしょう。
これまで、子犬キャラのようだった神部が、ようやく仕事的なことを作者に与えられ、CM案の絵コンテを3パターンも書いてきました。
ニワトリバージョン、萬平印のダネイホンを彷彿とさせるバージョン、主婦とこどもバージョン。この絵がなかなかいい。
結果、主婦と子どもバージョンがいいんじゃないかということに。主婦は、福子がやることになりました。

ですが、はて。ダネイホンのときは、この手の役割を、世良(桐谷健太)がやっていましたよね。役割がスライドさせられ、世良は現在、「存在意義」が見当たらない役割に。とりあえず、撮影時に先輩風吹かせてダメ出しする役割が与えられていましたけれど。

「まんぷく」では、このセリフ、この行動が、この人じゃないといけない、というところが少なめです。
メインの3人による、「萬平さ〜ん」「〜〜したぞ、福子!」「わたしは武士の娘です」以外は、その場の状況で、その場にいる誰かに託せるようにできています。
以前、レビュー(44話)で、塩軍団の方たちに対して、ギリシャ劇のコロスを例にして書きましたが、まんぷくラーメンチームの人たちも塩軍団と同じ、コロスの存在意義が変化し、学生演劇の、余った人たちにセリフや出番を分ける、その他1、2、3 のような書かれ方になってきました。
俳優のスケジュール調整が大変な連続ドラマにおける、徹底した作業の合理化ぶり。
好ましい俳優さえ出ていればいいという人が多い、現代日本の状況も加味した、まさに、働き方改革時代の脚本です。

その場にいる手の空いた人がやればいいという臨機応援、助け合いの思考は、人生には必要なこともあるとはいえ、「まんぷく」はそれをさらに推し進めたことによって、分身の術で分かれたひとりの人のお話という印象になりました。
そうなりがちの免罪符として、フルネームを全員につけているのだと思いますが、苗字がなく「◯子」と名前だけとか「店員」とか職業名前だけでも、その人にしかない、かけがえのない瞬間やセリフがあるほうが尊いと私は思います。
逆にいえば、多様性がうたわれ、群像劇が好まれる時代に、登場人物一人格という、強烈な自我を押し出していく、意欲的な作風であったと、マイ朝ドラ史に刻むことができそうです。
(木俣冬)

連続テレビ小説「まんぷく」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

朝夕、本放送も再放送も オールBK制作朝ドラ


「べっぴんさん」 BS プレミアムで月〜土、朝7時15分から再放送中。
エキレビ!べっぴんさんレビュー

「あさが来た」 月〜金 総合夕方4時20分〜2話ずつ再放送
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