「白血病の池江選手を利用するな!」全身がんの高須院長の見方

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 2月12日、血液のがん・白血病であることを告白した競泳女子の池江璃花子選手(18)。衝撃のあまり、テレビからネットまで、池江選手へのメッセージで溢れかえっています。

 ですが、がんの人にどんな言葉をかけていいかは、センシティブな問題。

 そこで、昨年9月、全身がんだと公表した高須クリニックの高須克弥院長に、見解を聞いてみました。ちなみに、高須院長は美容整形外科医でありつつ、総合病院の高須病院(愛知県)では、がんを含むあらゆる病気の人と接する立場です。教えて、かっちゃん!

◆「野党って楽でいいなぁ」


――今回の件で、一番騒動になったのは、桜田義孝・五輪相の発言ですよね。

 記者団に答えて、「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。(中略)1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」と語ったという。

 これが「メダルを取る駒か」「人として最低」と猛批判にあったわけですが、やりとりの全文を読むと、最初に「治療に専念して元気になってほしい」と言い、「治療に専念を」と繰り返していて、ずいぶん印象が違います。

高須「『がっかり』と『盛り上がりが下火になる』のあたりが切り取られて報道されて、一人歩きしちゃったわけでしょ。全文が公表されたあと、ホリエモンが『マスコミはクソ』ってツイートしてたよね」

――さらに野党が衆院予算委員会などで、「桜田大臣は辞任しろ」「人に寄り添えない安倍政権そのもの」と攻撃した。野党を、「池江さんを政争の道具にしてる」と批判する人もいます。

高須「ホント、野党って楽でいいなぁ。誰かの失言を待ってて、失言したら『辞めろ』『安倍政権が悪い』って責め立てるだけでしょ。もうビジネスモデルが決まってるんだもん。

 桜田さんは正直な人なんじゃない? オリンピック担当大臣として『あ~残念だなぁ…』というのを口にしちゃった。本人を気遣うコメントだけにしておけばよかったのに。日本人はそういうほうが好きだから」

――最初、桜田大臣が「治療に専念を」と言ったあと、記者団に「競泳の中では…」と振られて、「そう、金メダル候補だから残念」と言っちゃったんですよね。

高須「そこで話を切ればよかったのに、オリンピック担当大臣らしいこと言わなきゃと思ったんだろうね。麻生さんなら、『なんでそんなこと言わなきゃいけないんだよ』って打ち切っちゃうよ」

◆全身がんの高須院長に来た最凶コメントとは


――あとは、カンニング竹山が「池江さん、絶対に治る!絶対に治ります!」とツイートしたのも賛否両論でした。「治るなんて断言できるのか?」と。高須院長も、「治ります。世界が応援してます。完治をめざしましょう」とツイートしましたね。

高須「だって実際に、けっこう治るんだもん。他のがんもそうだけど、白血病も治癒率が高まってる。

 それに、『治る』って言われたほうが本人にとって嬉しいでしょう? 患者さんには、希望しか与えちゃいけないんです。医者が、治療のリスクとか説明するのは必要だけど、患者さんを絶望させちゃダメ。

 僕は浄土真宗の僧侶でもあるから、いよいよ危ない患者さんには『極楽往生間違いなし!』って言うからね」

――患者さん自身がネットで生存率でもなんでも調べられる時代だから、「絶対治る」と言われても事実というより「励まし」と受け取るでしょうね。高須院長も昨年、全身がんだと公表しましたが、言われて困ったことはありますか?

高須「『死ねばいいのに』ってツイッターに書き込んでくる人が結構いたよ(笑)。

 あと、『この薬、効きますよ』ってサプリとか漢方薬とかくれる人がすごく多い。僕、医者なのにだよ? 『がん友の会』の麻雀仲間にあげちゃったりしたけどね。お守りも山ほどもらったけど、浄土真宗の僧侶だからお守りを身につけちゃいけないんだよね(笑)」

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 高須院長に取材した翌日の16日、こんどは橋本聖子議員(自民、日本オリンピック委員会副会長)の発言が物議をかもしています。講演で、「私はオリンピックの神様が池江璃花子の体を使って、オリンピック、パラリンピックというものをもっと大きな視点で考えなさい、と言ってきたのかなというふうに思いました」などと語ったことに、ネット上では批判が殺到。

 一方、橋本議員も難病を乗り越えてオリンピックに出た人だけに、擁護する声もあがっています。

 もう、静かに池江選手を見守ったほうがいいんじゃないでしょうか。

<文/女子SPA!編集部>

【高須克弥】
【プロフィール】

1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など

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