「まんぷく」110話。油で揚げて乾麺成功と思ったら…すでに家計は火の車

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第20週「できたぞ!福子!」 第110回 2月11日(月)放送より
脚本:福田 靖 
演出:渡邊良雄
音楽:川井憲次
キャスト:安藤サクラ、長谷川博己、内田有紀、松下奈緒、要潤、大谷亮平、
     桐谷健太、片岡愛之助、橋本マナミ、松井玲奈、呉城久美、松坂慶子、橋爪功、瀬戸康史ほか
語り:芦田愛菜
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
制作統括:真鍋 斎

109話のあらすじ


萬平(長谷川博己)は、福子(安藤サクラ)が揚げている天ぷらを見て、即席ラーメンの重要なヒントを発見。研究は目覚ましい進化を遂げた。

「なにをいってるんだよ 福子」


「これだ!」と萬平さん。
「天ぷらだ 福子」。
今週のサブタイトルは「できたぞ!福子!」
このように、なにかと「福子」と言葉尻につけるのは、福子が主役だからでしょう。
これによって、ほとんど活躍していない福子が、かろうじてドラマの主人公になり得ています。
萬平にとって福子は大事な存在。「マッサン」というタイトルが主人公の愛称であるのみならず、エリーが愛情をこめて「マッサン」と呼び続けていたことを想起させるようなことと近いと思います。

油で揚げることで水分が蒸発することに気づいた萬平は、麺を油で揚げてみますと、おいしい乾麺ができました。お湯で戻しても、おいしい。源(二宮輝生)と幸(三宅希空)も呼んで、おいしい、おいしいとお喜び。
こどもたちは、研究所には足を踏み入れないんですよね。危ないし、正直、邪魔だからでしょうか。
吉乃(深川麻衣)は、萬平の研究に興味をもって映画をやめてでも見たがりますが、源と幸は興味なさそうで、なんとも不思議ですが(まあいじめられているから反対なのかも)、子役のスケジュールの都合でしょうか。母屋と研究所の撮影は、別の日なのでしょう。

ともあれ、これで完成と福子は思ったら、
「どうしてだ!」
萬平さんはさらに考え中。
ダネイホンの近江谷先生(小松利昌)を神部(瀬戸康史)に頼んで呼んでもらい、専門家の目線でさらに研究を深めていきます。麺が「多孔質化」したと専門用語。

福子「これでとうとう完成ですね」
萬平「完成? なにをいってるんだよ 福子 これからだよ ねえ」
近江谷「はい」
「ははは」と嬉しそうなふたり。

でも、一般主婦の福子にとっては、家計が逼迫してきて「どないしょ」なのでした。

「これだ!」とか「どうしてだ!」とか金田一耕助を思い出します。
発明の流れと探偵もののパターンが同じなんです。長谷川博己さんがなかなかおもしろかった吉田照幸演出の金田一耕助を一回だけしかやらず残念に思っていましたが、似たような芝居をこちらで見られるので、これでいいかという気がしています。吉岡秀隆さんの金田一耕助もとても魅力的だったので。

110回で良かったのは、近江谷先生を、神部を通して呼ぶことです。ダネイホン開発であれだけお世話になったのですから、直接連絡してもよさそうなところ、神部の顔を立てる。こういう義理は何かと忘れがちですが、大事なことであります。なんて、これも神部と香田家のシーンが必要だからでしょうけれど。
実際、脚本を書く作業をしていたら、すごく大変なのだと思いますよ。小説と違って、脚本は自由度が圧倒的に少ないですから。たまの都合は愛嬌ですが、都合を感じさせずに書くことが、脚本家のスキルの高さでしょう。
きっといつも、いろんな規制のなか、「どないしよ〜」と思いながら、書いているのだと思います。
(イラストと文/木俣冬)

連続テレビ小説「まんぷく」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

朝夕、本放送も再放送も オールBK制作朝ドラ


「べっぴんさん」 BS プレミアムで月〜土、朝7時15分から再放送中。
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「あさが来た」 月〜金 総合夕方4時20分〜2話ずつ再放送
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