神々しい美脚!「可愛すぎる病院受付」のお姉さんが、西麻布で見せた魅惑的な一面

東京の酒場に、夜な夜な集う美女たち。

もし偶然、あなたの隣に彼女が来たら…?

美女とどんな会話をして、どんな時間を一緒に過ごしたいだろうか―。



西麻布交差点で、取引先の重役をタクシーに乗せて見送った俺は、今夜も無事接待を終えた。

ところが今夜はなんとなく飲み足らず、ひとり馴染みのバーの扉を開けると、透けるような肌の女性と目が合った。


彼女はチャイナ・ブルーを片手に、驚いたような表情でこちらを向く。

繊細な黒いレースの服が白妙の肌に透け、くっきり模様が浮かび上がる。


俺はその脚線美に思わず目をやるが、彼女は黙ってスマホを弄っていた。


端正な横顔がグラスに触れるたび、うっとりと見つめ続けていたくなる。

とうとう我慢ができず、俺は自分自身を奮い立たせて彼女に声を掛けた。


「君、ひとり?名前は?」

黒橡色(くろつるばみ)という言葉がよく似合う瞳は、今にもこぼれ落ちそうだ。


今夜は、普段立ち寄らない西麻布で友人と酒を飲み、このバーにひとりピアノを聞きに来たそうだ。


「ここがピアノバーだと知って、一度来てみたくて。でも、今日はライブお休みでした…」


照れている彼女が眩しく、俺は再び無言に戻ってしまう。

彼女もまた、見ず知らずの男にドジを知られたことが不本意なのか、伏し目になった。


若い頃の俺はこんなんじゃなかったのに…ちくしょう。

脳内で自問自答していると、やがてオレンジ色のカクテルが彼女のもとへ運ばれた。

「すみません。このカクテル、自分用に注文したんですけど、結構酔っちゃって。良ければ飲んでくれません?」


「いいの…?俺は嬉しいけど」


俺は彼女にカクテルを奢られることよりも、再び接点ができたことが嬉しかった。

照れる彼女を横目に、さりげなく隣の席を確保することに成功する。


「良いですよ。ちなみにこのカクテル『レディ・ファースト』って言うんですって。私が奢るので、今回は状況が逆ですけど」


彼女のことが知りたくて、さらに質問攻めにした。

彼女が、そっと頬に触れて接近…

彼女の名前は、愛里。29歳。普段は美容皮膚科クリニックの受付をしているという。


「患者様のお出迎えや会計、電話対応、通院中のお客様のちょっとした質問にお答えしたり、美肌のためのアドバイスもしています」

これだけの美貌だから、てっきり女優やモデルの仕事をしていのるかと思ったけれど…。

俺がそう聞くと、10代の頃にはタレント活動をしていたことを教えてくれた。


「子供番組の『おはスタ』のおはガールや、女性誌のビューティーモデル、CMや舞台をちょこっと…。でも大学に入ってすぐ、芸能活動を辞める決断をして。

このまま特殊な世界にいても社会経験が積めず中途半端な人間になる気がしたし、常に気を張っていることが私には辛くて。辞めるならきっぱり辞めたかったので、すぐに当時の所属事務所にご挨拶にうかがいました」


一般人として大学を楽しみ、アルバイトもして、アパレル販売員として就職したという。


「話すのは苦手ですが、人の話を聞くのは好きなので、聞くことを強みに販売員時代は接客コンテストに出ました。そうしたら関東大会で入賞したりして、少しずつ『人と話すのって怖くないな』って思えて。

でもその後しばらくして当時付き合っていた、全く時間の合わなかった彼と時間を作るために、将来のことを考えて退職した矢先に破局して…。1から再スタートしたいと思って、美容の道へ進みました」


「こう見えて沢山のことを経験してきて、もう並大抵のことは驚かない…」と呟く愛里ちゃんの人生に思いを馳せる。

芸能界からアパレルへ、そして長年のパートナーとの別れ、新たに見つけた美容の道。

その時々でしんどいこともあっただろう。だが、今は充実した生活だという。


「正直、最初は美容もやりたいことではなかったけど、モデル活動やアパレルで『装うこと』が好きだったから、美に携わる仕事が良いなと思って。それに今のクリニック、オープニングスタッフは韓国研修ができるのが魅力で(笑)。ヨコシマな感情で飛び込んだけれど、今は患者様の役に立てていることも実感できて楽しいです。10代からの経験が全部繋がっているんだなって思います」


「じゃあ、俺の肌も診てよ」と興味本位で聞くと、彼女は至近距離で肌を見つめてきた。

「私はドクターじゃないから診断は出来ないけど…乾燥が凄い。よく保湿して」

細長い指に、綺麗な爪。

酔った彼女はビビットな赤いカウンターに突っ伏し、さらに俺を翻弄する。


俺は下心丸出しだが、「好きな人の前でどうなるのか?」質問をぶつけてみた。

デートは、たった“2回目”で勝負! その理由…


「よく『何を考えいるかわからない』って言われるけれど、私なりに心を許している彼には甘えたり、ヤキモチも妬きますよ。恋をするとこう見えて積極的になるし…」

では、男性からはどんな風に口説かれたい?


「外見を褒められるのも嬉しいけれど、内面を見てくれているとさらに嬉しいです。あと、長く引っ張られてもお互いに仕方がないし、もし私のことを好きになってくれるなら…会って2回目くらいには、早めに告白してきてほしい」


と言ってイタズラっぽい顔を浮かべる。

愛里ちゃんと話すうち、その純朴なルックスと対照的に芯の強さがうかがえた。

さらに次の質問。これが一番大事だ。「どんな男性が好き?」俺が意を決して聞くと…


「男性のタイプには、あんまりこだわりがないです。内面に触れて居心地が良いと好きになります」

それではこちらの戦略が立たない。もっと詳しく聞こうとしたところ…

「そうだ。ピアノ見に行ってもいいですか?」

彼女はワクワクと立ち上がり、店自慢のグランドピアノに向かった。


少女のように弾く真似をするので、俺が「ピアノ弾けるの?」と聞けば、「全然」と言って笑う。

まったく、猫のように掴みどころのない女性だ。

せっかく先ほどまで恋愛の話は佳境に入っていたというのに。俺が素直にその気持ちを伝えると…


「猫!たしかに(笑)。寝ることとゴロゴロすること以外に趣味が無いし、ある意味その形容詞はあたっているかも」

クスクスと笑う。『ドレミの歌』など簡単なメロディを奏でながら、気がつけば数時間が経っていた。

しばらくしておもむろに「今何時ですか?」と俺の腕時計を覗き込んだ彼女は、

「もうこんな時間! 彼が迎えに来てくれるから帰らなきゃ」

とバタバタと身支度を整え始めた。

彼…?その単語を脳内で即座に処理することができず、思考は一時停止した。

だが、「お会計…」と自分の財布からカードを出そうとする彼女に、俺は最後の力を振り絞り

「今日は君の初めてのピアノリサイタルだ。チケット代として、俺が払っとく」


カッコつけることが、自分ができる最大限の自己防衛策だった。

愛里ちゃんは、「良いんですか?こんなに下手くそなのに」と言って、笑って去っていった。

「セカンドの男で良いから、またデート付き合ってよ」

なぜその一言が、言えなかったんだろう…。


▶Next:1月25日 金曜更新予定
西麻布で出会った、魅惑的な彼女との一夜

<今週の彼女>
田中愛里さん

<撮影協力>
Amati Violin Lounge
東京都港区西麻布2-25-18麻布パレスビル2階
TEL:03-6427-9524
営業時間:21:00〜25:00
定休日:日曜、祝日

<カメラマン>
佐野 円香

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