高級ダウン「モンクレール」の全身モッコモコのドレス、まさかの大売れ

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 高級ダウンジャケットで知られるイタリアの「モンクレール」がインパクトの強いコラボ商品を次々発売し、今冬のファッションニュースを独り占めしています。

◆インスピレーションは聖母像から?ダウンを使ったイブニングドレス


 モンクレールが才能ある世界のクリエイターたちとコラボして革新的なデザインを生み出す新プロジェクト「モンクレールジーニアス」。その番号付きの8つのコレクションの中で、今最も注目されているのが10月11日に世界同時発売された「1 モンクレール ピエールパオロ ピッチョーリ」。

「ヴァレンティノ」のクリエイティブディレクターであるピエールパオロ・ピッチョーリが手がけたクチュール風のラインアップで、ダウンをふんだんに作ったカラフルなイブニングドレスが目を惹きます。

『ザ・カット The Cut』の取材に答えたピッチョーリは、そのインスピレーションを「ルネッサスンス期の画家ピエロ・デラ・フランチェスカやジョット・ディ・ボンドーネの描いた聖母像からを受けた」とコメント。

 ドレスの他にもフード付きのケープやヒジまで届くロンググローブなど、中世のヨーロッパを思わせるスタイルが揃っており、重ね着すれば舞踏会に出かけるような華やかな姿に変身できるのです。

 実際には、11月8日に行われた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のワールドプレミアに若手人気俳優のエズラ・ミラー(26)が同コレクションを身にまとって登場すると、魔法の世界を描く作品のイメージとぴったりとSNSで話題に。

 全身黒尽くめ、パープルのリップの妖艶な出で立ちは、クィア(性的マイノリティの一種)であることを公言している彼の魅力ともマッチしており、「最高!」「彼にクギづけ」「レッドカーペットの勝者」と各ファッション誌から絶賛されました。

◆ニューヨークには普段遣いするファッション上級者も


 しかし、ファッション音痴の筆者にはモード過ぎて付いていけないというのが正直なところ。

“ダウン”と“イブニングドレス”という意外な組み合わせに戸惑いっている欧米メディアも少なからずいるようで、NBCの朝の情報番組『トゥデイ Today』は、「ダウンコートをドレスにしてくれなんて誰も頼んじゃいないのに……」という書き出しから始まる紹介文を掲載。

『スタイル キャスター Style Caster』は人気ファッションブロガーが真っ青なダウンドレスを着てニューヨークを歩くインスタ写真に対し、「普段使いするんかい!」と驚いた様子。

「ところで、このドレス袖なしだけど、真冬はやっぱり同時発売のグローブやコートも必要ってことだよね」と、モンクレールの商売の上手さを指摘することも忘れませんでした。

 12月5日時点で、米「バーニーズニューヨーク」のオンラインサイトでは1,500ドル(16万9502円)もする手袋がすでに完売。

 3,565ドル(42万8490円)のケープや2,710ドル(30万6233円)のドレスもサイズによっては品切れ状態に。

 年末のパーティシーズンにかけて売上はますます伸びていくことが予想されています。

 日本でピッチョーリとのコラボコレクションを購入可能なのは、青山にある期間限定店ハウスオブジーニアス東京とドーバートリートマーケットギンザの2店舗。

「モンクレールジーニアス」のプロジョクト最新コレクションは、12月6日に世界同時発売された藤原ヒロシとのコラボ第二弾 「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」の2nd Drop(第2弾)です。

「The Cut」https://www.thecut.com/2018/02/moncler-genius-collaboration-milan-fashion-week.html

「Today」https://www.today.com/style/moncler-sells-puffer-coat-evening-gowns-now-t143932

「Style Caster」https://stylecaster.com/puffer-coat-dresses/#slide-3

<文/アメリカ在住・橘エコ>

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【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。

ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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