安倍晋三改造内閣「消費税10%爆弾」エグい内幕

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 安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破って3選を決めた、9月20日の自民党総裁選。永田町雀の間では、これを野球にたとえ、「コールド勝ちできるはずの相手に、エラーを連発して9回まで“イイ試合”をさせてしまった」という辛口の戦評が飛び交っている。特に地方票では、安倍首相の224票(55%)に対して、石破氏の得票は181票(45%)と拮抗。「安倍首相が得票で石破氏を上回った都道府県を見ると、景気のいいところばかり。逆にアベノミクスの恩恵を受けていない都道府県は、安倍首相に“ノー”を突きつけた形になります」(全国紙自民党担当記者)

 石破氏の健闘で弱点を露呈した安倍首相だが、それに加えて、発足したばかりの新生安倍内閣には、来年10月に消費税を8%から10%へ引き上げるという試練が待ち受ける。予定通り消費増税を実施したら、より一層の景気失速を招きかねず、「今度こそ、景気の停滞に悩む地方が本気で叛旗を翻しかねない」(前同)というのだ。

 また、安倍首相宿願の憲法改正にとっても、消費増税は大きな足かせ。「改憲の国会発議は来年夏の参院選以降にズレ込みそう。しかし、消費増税が逆風になり、参院選で自公合わせて発議に必要な3分の2の議席を確保できなくなる恐れも」(自民党関係者)

 かといって、安倍首相が消費増税の旗を降ろすこともままならない。「安倍首相には増税先送りという“前科”があり、財務省はなんとしても阻止する覚悟。増税分を当て込んで来年度予算案を作り、“増税先送りになったら予算が執行できない”と安倍首相を脅しにかかるでしょう」(全国紙財務省担当記者)

 麻生太郎財務相も「(安倍首相は)総裁選の中で基本的に(消費税を)上げると発言していた」と釘を刺し、一歩も引かない構えだ。麻生氏は党内第2派閥を率いるだけに「消費増税延期で麻生氏の支持を失うと、政権基盤が揺るぎかねない」(官邸筋)懸念も。

 その一方で「安倍首相が財務省や麻生氏に押し切られ、増税したとなると、森友学園問題での財務省の失態があるだけに、国民から手痛いシッペ返しを食らう」(自民党幹部)というから、まさに悪循環。

 おまけに総裁選で安倍首相を支持した宏池会(岸田派)も「参院選大敗なら“安倍降ろし”に転じるだろう」(前出の与党担当記者)と手ぐすねひく状態だ。そうなれば、もはやレームダック。新生「安倍内閣」の寿命は、いかに――。

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  • 10/12 8:00
  • 日刊大衆

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