加藤綾子が夜の丸の内仲通りを闊歩したら、デキる女のキラキラ感が止まらなかった!

毎朝、爽やかな彼女の笑顔を見て、「さぁ今日も頑張ろう」と家を出た人は多いだろう。

フジテレビの顔として、8年間勤めあげた加藤綾子はフリーになった今、しなやかに自身を刷新している。

その姿は、女性としてはもちろん、働く大人として、ただただ眩しい。その輝きの根源に迫った。

「最近、髪を少し切って、前髪を重めにしたんです。新しい髪型になると、メイクも刷新したくなる。そんな女性ならではの探究心は、いつまでも大切にしたいですね。髪型に限らず何でも、今の自分の気分にフィットする正解を探したい」

加藤さん、丸の内OLに扮してみて、どうでしたか?

「高校時代の友人で仲のいい5人がいて、そのメンバーでたまに集まってごはんをするときは、丸ビルやこの界隈のお店に来ることが多いですね。

みんな結婚したり、子育ての最中だったりで、住んでいる場所もバラバラだったりするので地方に住む友人がすぐに新幹線で帰ることができるように。

でも、響きからして憧れる〝丸の内OL〞に自分が扮するとなると、照れちゃいます。だって、普段は全然、そんな人じゃないので(笑)」

ちなみにそうした女子会でも、お店選びはリーダーに任せて、幹事とは無縁のタイプ。

集まった友人からも「すぐに家庭に入りそうだった綾子が、まさか今でも仕事をしているなんて」とよく突っ込まれるというが、ご存じ〝カトパン〞の愛称でフジテレビでは看板アナウンサーとして一時代を築き、2016年、31歳でフリーとして独立。

今年は平昌五輪のキャスターや、日曜劇場「ブラックペアン」で名だたる役者を相手に女優に本格挑戦するなど活動の幅を広げる加藤さんからは、友人たちとの交流から見えてくる本来の気質は、少し想像しがたいかもしれない。

「私の場合、アナウンサーとしてはたぶん異色の国立音楽大学出身で、ずっとピアノのレッスンが生活の中心にあって、門限も厳しかったので、いわゆる〝遊び〞を知らずに育ったところがあって。コンサートや映画もほとんど観に行ったことがありませんでした。

それと小さい頃からひどいアトピー性皮膚炎で、基本的に『外に出たくない』という気持ちがありました。中学に入って良いお医者さんに出会い症状が改善されてからも、自分からなかなか外に向けて行動ができなくて。『健康で普通に家にいられるだけで満足!』みたいな子でしたね」

「レストランでは個室でゆっくり話したい派。丸の内の商業ビルのお店で食事をするときは、同じビルの中で遅くまでお酒が飲める店を探して、はしごすることもあります」


とはいえ、社会人になって取材をし、ニュースを伝え、新しい情報を取りに行く知的好奇心旺盛なマスコミ人に囲まれるようになると、「普段から知識や経験を備えていかないと追いつかない」との気づきから、性格が劇的に変化していったと振り返る。

「変化が激しい時代でもありますし、持論や自負で自らを固めることなく、変わることができる人が、結局はいちばん強いと思うんです」。

そう、しみじみ語る加藤さんだが、フリーになって2年を過ぎた今、改めて変化の途上にいる。

「とにかく仕事優先で、支えてくれる家族との時間も持てずにきたので、『少し歩くスピードを緩めて自分のペースで進んでもいいんじゃないかな』と思って独立しましたが、局員時代は毎日、目の前に決まった仕事があることで、自分を律することができていました。

でも、いざフリーになって、目覚まし時計をかけずに眠れる幸せを優先しすぎると、気持ちがシャキッとしないまま仕事に出かけてしまい、そのせいでいろいろなことが前向きに捉えられないことも。

当然、体にとってもよくないし、基本的に『大きな撮影があるから、痩せよう』などというのが苦手なタイプで、いつでも大丈夫なように普段から準備しておきたい。

今は睡眠を7〜8時間と決めて、朝のうちにちゃんと起きて朝食を作り、夜は定期的にジムに通って、自分を律しています(笑)」。

女子アナ加藤綾子の理想の男性像とは?

「外食は週に1~2回で、お酒はそのときに数杯を。アナウンサー仲間との場合、それぞれ朝や昼の番組があり、遅くまでではなく、互いのペースに合わせて楽しみます」


例えば、ある朝はトマト入りスクランブルエッグに、前夜に作った残りのスープを温め、好きなパンとミルクティーを。トレーニングに行った夜は、大人になってから徐々に食せるようになったという肉料理でタンパク質を。一緒に梅酒や焼酎を嗜むこともある。

一方で外食は週に1〜2回程度。古巣のアナウンサー仲間と繰り出したり、仕事が立て込んでいるときは一人、知り合いの女性がやっている和食店のカウンターで、ワインと軽めの一皿で済ませることも。

「でも、知っているお店はその一軒くらいで(笑)」と付け足してはにかむあたり、高校の友人たちが語った気質に通じるようで、微笑ましい。

ところで「異性から誘われたら、まずは食事に行くようにしている」という加藤さん。その上で、そんな彼女の中にある理想の男性像というのも、非常に気になるところだが…。

「仕事は続けたいので、まずはそこを受け入れてくれる人。あと私は失敗を笑い話にして消化するほうで、家でも割と喋るタイプなので、何でも笑い飛ばしてくれる人がいいですね。職業は問いません。

結婚は毎日の生活であり日常なので、何をやっているとか、どんなものを持っているとかいうより、一緒にいて楽しいかどうかが大事なのかなと」。


確かにケラケラと朗らかな笑い声と笑みに、同性までが癒され、相手に気持ちよくおしゃべりさせる相槌にも、さすがに長けた加藤さん。

ただ、アナウンサーは何かとしっかり者に見られることも多いことから、後になって苦しくならないように、相手には最初から飾らない自分を見せるよう心がけてもいるというこの頃。

「職業柄、相手の求めに合わせてしまいがちなので、とにかくそこは気をつけようと(苦笑)」

最近になって、インスタグラムも始めた。フジテレビではふらりとアナウンス室に行けば必ず誰かがいて、気負いのないおしゃべりができたが、今はそういう環境がないことから、世間の声や反応にも初めて向き合いたいと思ったという。

「皆さんに報告できることがある自分でいたいと思うんです。

局員時代に『めざましテレビ』のメインキャスターをやっていた時期が長かったこともあり、テレビに映る自分を意識し過ぎて、私生活を見せたり、意見することで悪く思われたらどうしようと、制限をして自分を守っていたところがあったりする。

インタビューでも『流れを汲んで、うまくまとめればいい』と。もちろん、その手腕が必要なときもあります。

でも、フリーになって、やっと自分の思いに責任や自信が持てるようになった今、普段の自分を見せていくことが、今後の仕事の内容にも自分の心持ちにもプラスな気がして。丸の内OLの方々は、すでに会得している術だと思うんですが(苦笑)」

変わることができる人間がいちばん強い。

この日、加藤さんが言い得た前述の言葉通り、せわしさを理由に周囲や心身と対話する余裕が持てずにいると、私たちは古びたものを手放す機会を逸し、固執し、許容できないものが増えていく。しかも大人になって変わることは、けして簡単ではない。

だからこそ、しかるべき時間を持ち、準備をし、しなやかに生きる。その姿そのものが、あざとさとは無縁の、働く女性としての加藤綾子の真っ直ぐな美しさである。

■プロフィール
加藤綾子 1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。16年よりフリーアナウンサーに。現在『ホンマでっか!? TV』(CX)、『世界へ発信!SNS英語術』(NHK)、『MUSIC FAIR』(CX)にてMCにレギュラー出演中。

■衣装
【加藤さん】ジャケット¥36,000、ワンピース¥22,000〈ともにソブ/フィルム TEL:03-5413-4141〉、ピアス¥96,000 A.T.C.S.〈ドレスアンレーヴ TEL:03-5468-2118〉、リング¥300,000〈カシケイブラウンダイヤモンド/カシケイ TEL:0120-278-857〉、バッグ¥32,000〈ANAYI TEL:03-5739-3032〉
【男性】スーツ¥82,000、シャツ¥13,000〈ともにユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL:03-5772-5501〉、タイ¥15,000、チーフ¥7,000〈ともにフィオリオ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〉、時計¥750,000〈ブライトリング/ブライトリング・ジャパン TEL:03-3436-0011〉

■クレジット
Photos / Akira Maeda@MAETTICO, Styling / Hitoko Goto, Yuichi Sato(men), Hair&Make-up / Emi Suyama@ROI, Text / Yuka Okada

加藤さんが訪れたのは… 『mango tree tokyo』

丸ビル35階にある『mango tree tokyo』から見下ろせるのは、八重洲側の東京駅。普段見慣れない絶景を前にいただくタイ料理は、絶品。

■店舗概要
住所:千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング35F
TEL:03-5224-5489
営業時間:11:00〜(L.O.14:30)/17:00〜(L.O.22:00)
定休日:無休
席数:100席

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この記事のみんなのコメント

1
  • マリン

    9/22 20:01

    個人的にこのアナウンサーはフリーになって益々輝いている気がするのは私だけでしょうか。

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