Jクラブも獲得可能? 経験豊富なベテランからお騒がせ者まで…現在フリーの名手たち【編集部フォーカス】

拡大画像を見る

 ヨーロッパの冬の移籍市場が閉幕した。しかし、そこで新たな所属先を見つけられずにフリーのままになっている選手たちもいる。もちろんそういった選手たちはJリーグのクラブも獲得することが可能だ。クラブレベルだけでなく代表でも実績十分な彼らは、どこへ向かうのだろうか。Jクラブも移籍金なしで契約可能な10人の名選手たちを紹介する。

元アーセナルの天才MF

 ヨーロッパの冬の移籍市場が閉幕した。しかし、そこで新たな所属先を見つけられずにフリーのままになっている選手たちもいる。もちろんそういった選手たちはJリーグのクラブも獲得することが可能だ。クラブレベルだけでなく代表でも実績十分な彼らは、どこへ向かうのだろうか。Jクラブも移籍金なしで契約可能な10人の名選手たちを紹介する。

——

サミア・ナスリ(元フランス代表)

【最終所属】アンタルヤスポル(トルコ)

 サミア・ナスリのキャリアは30歳にして間違いなく下降線を描いている。マンチェスター・シティを戦力外になって昨季はセビージャへ期限付き移籍、そして今季はトルコへ渡ったが半年で契約を解除してフリーになった。

 一時はアーセナルやシティでともにプレーした元フランス代表DFバカリ・サニャとともにセリエA最下位のベネヴェント移籍も噂されたが、現在はロシア行きの可能性が報じられている。シティ時代に師事したロベルト・マンチーニ監督率いるゼニトがナスリとの契約に関心を示しているという。

バルサでもプレーしたアフリカンMF

アレックス・ソング(カメルーン代表)

【最終所属】ルビン・カザン(ロシア)

 アレックス・ソングも、サミア・ナスリとともにベネヴェント移籍が囁かれながら実現しなかった。1月にロシアのルビン・カザンを退団して無所属になったカメルーン代表MFにとって、バルセロナ移籍がキャリア最大の失敗だったかもしれない。

 誰もが憧れるスペインの名門で出場機会を得られなかった後、ウェスト・ハムでも復活のきっかけをつかめずロシアへ渡った。だが、ここにきて大きなチャンスが転がってきた。しばらく欧州の第一線から消えていたソングに、セビージャとベティスが関心を示しているという。1月末には古巣アーセナルでトレーニングしていたため、コンディションは悪くなさそうだ。

本田とともに戦った歴戦のセンターバック

ガブリエル・パレッタ(元イタリア代表)

【最終所属】ミラン(イタリア)

 本田圭佑が昨季までミランで共に戦ったガブリエル・パレッタは、今季になって出場機会が激減したため1月に契約を解除してフリーになった。1月にはトルコの複数クラブが獲得に興味を示していると報じられていたが、いまだに新天地は決まっていない。

 アルゼンチン出身ながらイタリア代表歴を持つセンターバックの移籍先は決まるのか。現時点ではナポリが獲得に乗り出すと報じられている。スペイン代表DFラウール・アルビオルのコンディションが万全でないため貴重なバックアップになるかもしれない。

フランス代表でW杯に出場した守備のスペシャリスト

ジェレミー・トゥララン(元フランス代表)

【最終所属】ボルドー(フランス)

 ジェレミー・トゥラランは主にフランス国内で実績を積み上げてきた守備的MF。レイモン・ドメネク監督が率いたフランス代表の一員として2010年の南アフリカW杯に出場した経験も持つ、ディフェンスのスペシャリストである。

 34歳になった今季もボルドーで主力としてプレーしていながら、1月に突如クラブとの契約を解除してフリーになった。フランス国内でロリアンなどへの移籍説や、マラガ時代以来となるスペイン復帰の噂も流れたが、現在はほとんど情報が流れていない。フランス1部通算400試合出場も視界にとらえているベテランMFの需要はまだまだあるはずだが…。

セビージャ産の快足ウィンガー

ディエゴ・カペル(元スペイン代表)

【最終所属】アンデルレヒト(ベルギー)

 セビージャの下部組織で育ったディエゴ・カペルは、自慢のスピードを武器に将来を期待される存在だった。しかし、度重なる負傷などの影響で伸び悩み、キャリアはしだいに下降線を描いていく。スペイン代表歴を持っていながら、ポルトガル、イタリアと渡り歩いて昨季はベルギーでプレーした。

 アンデルレヒトではリーグ優勝も経験したが、自身は14試合の出場にとどまり1年で退団。現在はイングランド2部のリーズ・ユナイテッド加入も噂される。魅力である突破力が本来の水準に戻れば、Jリーグでも猛威を振るうスターになれるかもしれない。

元ミランのダイナモ

アントニオ・ノチェリーノ(元イタリア代表)

【最終所属】オーランド・シティSC(アメリカ)

 アントニオ・ノチェリーノはイタリアの小クラブを渡り歩いて評価を高め、プレミアリーグ挑戦などを経て、ユース時代を過ごしたユベントスや、名門ミランでもプレーした。2016年に活躍の場をアメリカに移していたが、この度フリーの身となっている。

 ミランでは本田圭佑と同僚だった元イタリア代表MFのもとには母国のトリノなどから声がかかっているようだが、未だに新天地は決まっていない。運動量豊富で攻守にバランスのとれたセントラルMFを必要とするクラブがあれば貴重な戦力になるはずだ。

一瞬でゴールを陥れる王国産ハンター

ニウマール(元ブラジル代表)

【最終所属】サントス(ブラジル)

 ブラジル代表として25試合出場9ゴールという実績を持つニウマールは、もはや終わった選手なのか。最終所属となったサントスでは、昨年のリーグ戦でわずか2試合、39分間のプレーにとどまっていた。

 2003年7月に18歳で代表デビューを飾るなど大きな期待を背負う有望株で、スペイン1部でも2年連続10得点を達成するなど実績を残した。近年は中東でこそ結果を残すものの、ブラジルに戻ると鳴かず飛ばずで存在感は希薄になっている。それでも一瞬の動き出しでフリーになってゴールネットを揺らす熟練の技は錆びついていないはずだ。

ファーガソンが連れてきた“放蕩息子”

アンデルソン(元ブラジル代表)

【最終所属】インテルナシオナル(ブラジル)

 サー・アレックス・ファーガソン監督時代にマンチェスター・ユナイテッドでもプレーしたアンデルソンは、29歳にして無職になってしまった。2015年に母国へ戻った同選手は、翌2016年の練習中にチームメイトといざこざを起こして追放処分を受け、昨年はコリチーバへ期限付き移籍していた。

 一旦はインテルナシオナルに復帰したかと思われた矢先に契約解除。ユナイテッド時代のチームメイトに「最低な選手」と罵られたこともある元有望株は、30歳を前に早くもキャリアの岐路に立たされている。

ポルトガルEURO優勝の立役者

リカルド・カルバーリョ(元ポルトガル代表)

【最終所属】上海上港(中国)

 2016年にポルトガル代表のEURO制覇に大きく貢献したリカルド・カルバーリョは、その大会後にモナコを退団して半年ほど無所属期間があった。昨年2月に中国の上海上港に加入するも、リーグ戦わずか4試合の出場と満足な結果を残せず再びフリーとなっている。

 5月に40歳を迎えるセンターバックは、ポルト、チェルシー、レアル・マドリーと名だたるビッグクラブで数々の指揮官に重用された実績を持つ。全盛期のパフォーマンスには程遠いかもしれないが、Jリーグ移籍が実現すれば、その豊富な経験で周りの選手たちのレベルアップにも一役買ってくれるだろう。

レジェンド・オブ・問題児

アントニオ・カッサーノ(元イタリア代表)

【最終所属】エラス・ヴェローナ(イタリア)

「練習は続けてきた。自分のことを元選手とは思っていない」

 昨年夏、契約したばかりのエラス・ヴェローナを退団するのか、しないのかで世間を騒がせたアントニオ・カッサーノ。結局は契約を解除してフリーになり、そのまま現役引退とみられていた。だが、最近になって先述のようなコメントを残している。

 現在も体重85kgでコンディションは万全と語るが、身長175cmの選手としてはオーバーウェイト気味。稀代のファンタジスタの問題児ぶりは30代中盤になっても変わらず。欧州から中国へ行く選手は「金のため」とバッサリ切り捨て、自身の移籍も否定している。カッサーノはこのような半引退状態でも「魅力的なプロジェクト」があればと、まだプレーを続ける意思は示しており、日本でなら電撃復帰もありうるか…!?

関連リンク

  • 2/14 10:24
  • フットボールチャンネル

今日のおすすめ [PR]

記事の無断転載を禁じます