スラムダンク、木暮公延が一番の名言メーカー!?

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 井上雄彦氏によるバスケ漫画の傑作『スラムダンク』(集英社)といえば、名言の宝庫として知られている。まず誰もが思い浮かべるのは、主人公の桜木花道による「左手はそえるだけ」や、安西監督の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」あたりだろうか。しかし、比較的地味なキャラクターである木暮公延も、見逃せない名言の数々を残している。

 後輩の桜木から「メガネ君」と呼ばれている副キャプテンの木暮。とがった部員が多い湘北高校バスケ部の中で、数少ない温厚な人物だ。特筆すべき能力はなく地味な印象だが、バスケにかける想いは人一倍強い。そんなメガネ君が、たまに発する言葉に心を動かされたという人は案外多いのではないだろうか。

 まず木暮の言葉で印象的だったのは、三井寿に言った「夢見させるようなことを言うな!!」というセリフ。中学バスケ界のスターだった三井は、木暮に「オレたちで湘北を強くしようぜ。全国制覇だ!!」と自信満々に語っていた。しかし、当の三井はたび重なるケガで挫折。絵に描いたような不良になって木暮の前に現れた。そんな三井を見ても木暮はひるむことなく、「根性なしのくせに何が全国制覇だ……」「夢見させるようなことを言うな!!」と一喝したのだった。この後、改心した三井が安西先生の足元にひざまずき「バスケがしたいです」と泣きながら放ったセリフは同作きっての名場面。多くの読者に感動を与えたセリフを引き出したのは、木暮の魂の叫びがあったからと言っても過言ではない。

 続いては「泣かすなよ……問題児のクセに……」というセリフ。これは強豪の陵南高校に勝ってインターハイ出場が決定し、桜木から「引退がのびたな」という名セリフを受けての言葉だった。ちなみに、この陵南戦で試合を決める3ポイントシュートを決めたのは、他ならぬ木暮自身。敗北した陵南の監督は、木暮をノーマークにしたことを悔み、「あいつも3年間がんばってきた男なんだ 侮ってはいけなかった」という名言を残している。

 その他にも、最強の敵・山王工業と戦う前に、同級生の赤木、三井に語った「今まで残ったのは あのとき本気で全国制覇を信じた奴だけだぜ」や、山王戦で大活躍する三井を見たときの「2年間も待たせやがって」など、木暮には名セリフがたくさんある。

 主人公の桜木、主将の赤木剛憲、天才の流川楓など、個性的なタレントがそろう湘北高校において、木暮は間違いなく地味な存在だ。しかし、そんな限りなく一般人に近いバイプレイヤーの言葉だからこそ、読者の心に強く響くのかもしれない。

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  • 7/17 15:00
  • 日刊大衆

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この記事のみんなのコメント

5
  • 名言 と 名セリフ は違うと思うの。  まあ取敢えず、島本和彦の『炎の名言集』でも読んでみよう。

  • いなこ

    7/19 17:57

    私と旦那は、娘に 楓 と名付けました。╰(*´︶`*)╯♡ 男でも女でも 楓。 今、18歳になりました。

  • もう少しこのメンバーでバスケがしたいんだ…

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