私の6年の結論――LiSA、4thフルアルバムを語る

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 2017年5月24日(水)、およそ2年2ヶ月ぶりとなるLiSAさんの4thフルアルバム『LiTTLE DEViL PARADE(リトルデビルパレード)』がリリースされます。


http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1495183234 (【私の6年の結論――LiSA、4thフルアルバムを語る】の写真付き記事はこちら)
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の主題歌「Catch the Moment」などのシングルを含む今作は、2017年4月にソニー・ミュージックレーベルズが発足させた新レーベル「SACRA MUSIC」から発売されます。さらに今年4月LiSAさん自身によるオリジナルブランド「YAEVA MUSiC」が設立されました。

 ファンと一緒に楽しむことを何より考えているLiSAさんがパレードという言葉を使うのは納得できるところもありつつ、じゃあリトル・デビルという言葉には一体どんな思いが? そして「YAEVA MUSiC」設立にはどんな意図が?

 今この瞬間だからこそできた今作について、LiSAさんの思いを伺ってきました。

 
モンスターやデビルでもない、『LiTTLE DEViL PARADE』に込めた想い
――今作『LiTTLE DEViL PARADE』について「人生をパレードして楽しんでやるぞ」とリリース文で紹介されていましたが、何故このようなタイトルにしようと思ったのでしょう?

LiSAさん(以下、LiSA):色んな気持ちを許せるようになってきたなっていうのが一番のポイントかなと。ダメだった自分や甘えたい自分、わがままな自分っていう、認められない気持ちをリトル・デビルだと例えると、そのリトル・デビルたちも全部ふくめて自分の人生なんだって。

なんならそれもひき連れて楽しんじゃおう!という、そうした気持ちをポジティブに変えられるような楽曲ができたらいいなと思い、「LiTTLE DEViL PARADE」という曲を作りました。

――ある意味開き直りみたいな?

LiSA:そうですね! 自分の心に正直に、自由に生きてみる、という感じです。

――2016年は許しの年だったと http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1482215108 (過去のインタビュー)で仰っていましたが、その気持ちがリトル・デビルに込められていたんですね。なんだかもっと攻撃的な意味かなって思っていました。

LiSA:リトル・デビルって聞くと強そうですけど、小悪魔ってことですからね。モンスターでもデビルでもなく、小悪魔! 私の感覚だと小悪魔ってギャルのイメージなんですよ、agehaみたいな(笑)。だから可愛いイメージがあるんです。イタズラとか、ちょっと悪い女というか、「あいつ、こんなドキっとすること自然にやってる!」っていう(笑)。

――今作はLiSAさんが設立した「YAEVA MUSiC」からリリースされましたが、オリジナルブランドを作ろうという思いは以前からあったのでしょうか?

LiSA:いえ。今回新しく「SACRA MUSIC」でやるということになって、自分がやってきたこと以上に今まで続けてきた6年があったからこそできる一歩を踏み出したというか、一歩はみ出したというか。「SACRA MUSIC」の中でもはみ出した何かができないかなと思ったんです。自分のやりたいことを自由にやるっていう意味で、シンボルを掲げようと思ったのがきっかけです。

――シンボルを掲げる、というのはしっくりきますね。ファン目線だと、じゃあ次は何をするのかなとワクワクしてしまいます。

LiSA:単体でLiSAっていう人を見るとこれからの音楽も変わっていくかもしれないし、年齢やその時の感情、成長の具合によってできることできないことが増えてくるかもしれない。そう思った時に、LiSAという人が作ってきた空気感やテーマというものを、LiSA以外でもみんなにずっと楽しんでもらえる場所を作りたいっていう気持ちが強くなったんです。

「YAEVA MUSiC」にいけば何か面白いことがあるらしいよっていう、そういう楽しいことを無限にできる場所を作りたくて、「YAEVA MUSiC」を作りました。LiSAでやるには限界があるかもしれないけど、「YAEVA MUSiC」があればそこでLiSAの血を受け継いでくれる誰かがいるかもしれない。そうすればこれから生まれてくる子供たちにも何かを残していけるんじゃないかなって。


ファンからの「愛」があったからこそ完成した一枚

――アルバムについて伺っていこうと思います。今作はLiSAさんが作詞されたものが13曲中9曲とかなり多いですね。

LiSA:そういわれればそうですね。アルバム曲は自分で書くことがわりと多かったんですけど、今回はシングルも4曲中3曲自分で書いているので余計にですね。

――作詞していて、私変わったなって思ったところとかありますか?

LiSA:んー……。「Catch the Moment」を書いてからのものとその前のものでは、全然違う気がしますね。「LiTTLE DEViL PARADE」って、今までの自分の部類で分けるとすると「Empty MERMAiD」みたいに言葉のポップさとかリズムを重要視しがちな楽曲なんですけど、「Catch the Moment」の時みたいに自分の気持ちを素直に書いた部分が多いですね。

――今まではそうした素直な詞は少なかった?

LiSA:うん、少なかった。

――それは何故でしょう?

LiSA:恥ずかしかったから、かな……(笑)。ストレートにモノを伝えるっていうことがあまり得意じゃなかったです。だから音のせいにしたり言葉のせいにしたり、もしくは人のせいにしたり。

――人と言いますと?

LiSA:作詞してもらう人に自分の気持ちを伝えて、それを上手く書いてもらうっていう。でもバラードはそれがきかないんですよ、だからバラードの作詞が一番時間かかりますね。

――そうした恥ずかしい部分や素直な部分が出せるようになってきたというのは、許しという部分にもつながってきますね。でもそれは、作詞を続けていくうちに一皮剥けてできるようになったのか、アーティスト活動を続けていく中で自分が変化して自然とできるようになったのかっていうと、どちらなんでしょう?

LiSA:後者ですね。やっぱり、人って愛されると素直になれるんだなっていうのが、私のこの6年の結論です。LiSAをはじめた当初は一人で自分の夢を追いかけていた感覚だったんですけど、活動を続けていくうちに最初の夢だった武道館という場所を超えて、そこからあとは夢の延長線に入ってる感じがしていて。自分が描いていた夢にはもう到達したんですけど、そこから先の夢はみんなが見せてくれてる夢なんです。

みんなに愛されたことによって私は独りぼっちじゃなくなった。じゃあそこで何が言えるんだろう、その人たちのために何ができるんだろう、何が言えるんだろう。そんな風に思っていた自分だからこそ書ける言葉や、今こうして言える言葉を、みんなに残したいって思ったんです。みんなの悩んでいるものの答えというか、「自分だけじゃないんだな」って思えるようなものを、たくさん作っていけたらなって。

――今回アルバムを聴かせていただいて、中でも特にグっときたものがありまして。少し個別に伺っていこうと思うのですが、まずは「the end of my world」。もう全部カッコいいけど、「鋼のココロ」の部分が最高にアガる!

LiSA:そうそうそう! ライブでここを皆に言って欲しいなと私も思っています。

――ライブで全員、手を振り上げて叫んでる図が浮かびますね。この曲について、お話していただけますか?

LiSA:やっぱり、好きは世界の終わりですね。何かが始まった時ってどうしても終わりを想像してしまうんです。だからなかなか踏み込めないし入ってしまったら終わりだって分かっているのに、いざ心に素直になってみると「あ、私もう終わってた」みたいな。私の方が好きだった、みたいな。そんな歌です。

でも、とにかくカッコいい曲なので、カッコいい音にのせて感情をさらけ出してみてもいいなと思いました。ライブでみんなが「言いたい!」って思えるような曲ですよね。

――ちなみに作詞と曲、どちらが先なんでしょう?

LiSA:このアルバムでは全部曲が先ですね。

――ということは、このガンガンにカッコいい曲に詞が引き出されたみたいな感じでしょうか?

LiSA:まさにその通りですね。なんかカヨコさんの曲ってあんまり希望を歌えないんですよねー(笑) 。

――次に伺ってみたい曲は、「JUMP!!」です。わりと珍しい曲調だなと感じて、これもサビ終わりの「う~、ジャンプ!」をファンのみんなで叫んでいる図が浮かびます。

LiSA:そうそう、見える(笑)。

――この「図が見える」という感覚なんですけど、作詞しているときはそうした図やファンの気持ちも考えながら言葉を紡いでいるんでしょうか?

LiSA:そうですね。みんなに何をやってほしいかというのを、CDの中になるべく全部入れておきたいなって思っています。それはさっきの「鋼のココロ」もそうなんですけど、もう私が言わなくてもみんな勝手にやってくれるんですよ。

だから「JUMP!!」も同じようにやってくれると思う。教科書までいかないけど、こうやればこの曲楽しいよっていうのを先に提示しておいて、そこからのアレンジや楽しみ方はみんながそれぞれやってねって。初めての曲でも愛して欲しいから、こうすれば楽しいよ、というのをアドバイスって感じで入れていますね。

――それって、作詞をしているときに枷みたいになりませんか? 自分が言いたい気持ちよりも、みんなにこうして欲しいという気持ちを優先して言葉を引き出さないといけないのは。

LiSA:逆もありますね。それをやりたいがためだけに歌詞を書く。ここで「鋼のココロ!」ってみんなに言わせたいがために書く、みたいな(笑)。

――もう言葉の段階でファンの姿が常に見えているんですね。

LiSA:そうそう。私、松浦亜弥さんやモーニング娘。さんがすごく好きで。松浦亜弥さんの曲が特にそうなんですけど、合いの手がずっと入っているんですよ。しかも男性の声で入っていて、ちょっと変わったコーラスになっているんです。それが好きで、さらに言うと、そこを歌う方が好き(笑)。そういうのを見つけると嬉しくなるっていう、自分の感覚からきているんだと思います。

――では次は、「TODAY」について伺っていこうかなと。もうサビが本当に綺麗で、綺麗で……。

LiSA:メロディーがすごく綺麗ですよね。この曲は最後に作詞しようと決めていました。私の苦手なバラードっていう部類なので、自分の気持ちを削って書かないといけない。先ほどお話した「the end of my world」の場合はみんなと作りたい景色が先にあるので、自分の思い出の引き出しを開けるという感覚が強いんですけど、「TODAY」は今の自分の気持ちを出さなきゃいけないから自問自答しないといけないんです。「オレは今何をもっているんだ?」っていう、経験ではなく今の感情と向き合わなくちゃいけないので、それはリリースが一番近い時にやりたいと思っていました。

――気持ちを削るっていう表現はグっときますね。

LiSA:思い出の引き出しを開けるのって、自分の中で解決しいてることだから笑い話にもできるんですよ。でも、今傷ついてる状態の傷をえぐらないと今の感情ってわからないから、それは大変ですね。

――それがハッピーなのかアンハッピーなのかは、向き合ってみるまでわからない?

LiSA:そうですね。自分の中でもまだ答えが出てないことを、誰かに提示したり道標のように書いたわけではなくて、どちらかというとまだ答えが出ていない今の自分の気持ちや言葉をそういうのをそのまま書いてしまおうって思ったのがこの曲です。

――現状、いちばん等身大に近い曲ともいえますね。今この時のLiSAがもっとも詰まっている曲。

LiSA:そうですね、まさに「TODAY」です。

――作詞する曲の順番というのも意識されているんですね。

LiSA:やっぱり引き出し開ける系の曲の方が簡単じゃないですか、作りたいものがもう決まっているので。だから、目的を決めるまでが一番大変かもしれない。その曲をどういう子に育てていこうっていう、その像が見えるまでが一番大変ですね。「TODAY」は、そこをすごく悩みました。

――じゃあこの曲も、全く違ったことを書こうとしたこともあったんでしょうか?

LiSA:ありましたね。この曲って1年くらい前からあったんですよ。ずーっと曲を聴きながらどんな詞を書こうかなと考えていて、何度も筆を握ろうとはしたんですけど、上手く言葉にできないなーって。今回のアルバムにこの曲を入れるっていうことになって、ギリギリまで粘りました。なので1年くらいこの曲と一緒にいましたね。

――それほど長く付き合った曲は他にもありますか?

LiSA:今のところ1年はないかも。まだ眠ってる曲はいっぱいありますけどね。

――では次は、「LiTTLE DEViL PARADE」のMVについてお聞かせ下さい。

LiSA:とにかく、感情解放です。解放セヨ!(笑)

――冒頭から登場するあの少女がやはり気になるところです。

LiSA:あれは元の私であり、LiSAのパレードにまだ混ざっていない、みんなです。一緒に映ってくれているファンの人は、既に混ざってくれているみんなです。

――あの混ざり切れないけど楽しもうとしてる感じとか、あーわかるーっていうモヤついた気持ちもありますね。何か撮影中の秘話などありますか?

LiSA:ファンの子たちと撮ってたんですけど、1日中一緒にいたんですよ、朝から夜まで。その間映らない子たちは休んでいて下さいーって言ってたんですけど、すごく寒い中ずーっと見てくれてるんですよ。しかも立ちっぱなしで、寒いのに!

――しかも撮影は外ですよね。

LiSA:あとドレスコードの指定をしていたんです。黒もしくは紫系の暗い色で、フードがあったらなおよし、グッズ持ち込みOKくらいのざっくりした情報なんですけど、私と同じ髪形をしてきてくれる子もいたり、デビルのパーカーを着てきてくれる子もいたりして。やっぱり長く一緒にいるとこっち(私)の欲しいものがわかるんだなーって思いましたね(笑)。

――映像を観るとすごく統一感があるなーと思ったんですけど、すごく汲み取ってくれてますね。

LiSA:みんな楽しむプロなんだと思います。だって曲もそうですけど、私がアドバイスみたいな感じで何かひとつ提示すると、それを含めた上でアレンジきかせてきますからね。それを同じように楽しめるのって、感覚が一緒じゃないとできないことだと思うので、すごいなって思います。

――ファンとそういう風に繋がれるのってファンからしても嬉しいことですし、音楽を通してそれが出来ているのは本当にすごいなと思います。実際に同じ空間にいられるのはライブくらいなのに、長く一緒にいる感覚があるのって、言葉で聞くと不思議な感じすらありますね。

LiSA:みんなそれぞれが「なんでLiSAはこういうことをやりたいんだろう」というのを考えようとしてくれますし、それを好きになろうとしてくれる。それは「好き」っていう気持ちが初めにないとできないことだと思うし、好きな人の色んな事知りたいと思わないと届かないところだと思う。好きな人、そして好きになってくれる人がたくさんいるんだろうなと思います。

――その集大成を絵にしたMVといえますね。映像的にも綺麗ですしねぇ。

LiSA:私、2番に入ったところの円形になるところすごく好きです。ダイブみたいなことになってるんですけど、撮影中もすごく楽しいなーって。あー、これこれ!(映像を見ながら)。この次の歩くところも好きですね。

――その歩くところ、僕が一番好きなところです。

LiSA:ここでの私のイメージは、完全にアリアナ・グランデです(笑)。

――まさに小悪魔ですね。ちょっとさっきの話に戻るんですけど、許しの年となった2016年の前と後で、表現方法や作風がガラっと変わったなみたいな感覚はありますか?

LiSA:パチって切り替わったということではなくて、2016年から徐々にはじまっていったんだと思います。それが今ここにきて、よりナチュラルに音楽に向き合えるようになったかなと。今後どうなるかはまだわからないですけど、今やりたいことを一個ずつ大事に作っていったら自然と変わっていくかもしれないし、変わらないかもしれないし。そういう意味で『LiTTLE DEViL PARADE』はもっとオーガニックに作ろうと思っていたんです。

――オーガニック、ですか。

LiSA:シングルを4曲並べた時にかなり音数が多く思ったので、もうちょっとデジタルな感じがしない人間っぽい生の音が欲しくて。「そしてパレードは続く」もそうなんですけど、なんたってパレードだし。パレードってオケが流れているというよりも、自分たちが演奏してる空気も含めてだと思うので、そういう音で作りたかったんです。

なのでナチュラルに立ち返って作ってみようと思ったんですけど、生音ばっかり使っているはずなんですけど結局にぎやかなんですよね(笑)。だから、材料が違うだけで、やりたいことの根本や好きなものは何を使ったって変わらないんだなと思いました。

――そうしたナチュラルにいきたいっていう気持ちは、今のLiSAさんの気持ちなわけですしね。

LiSA:そうですね。やっぱり人に愛されているっていう実感がすごくあって、みんなと生きている実感がある。だからこそ、自分のダメだったり悪い気持ちなんかも許せるようになった。何故ならそれを愛してくれる人もいるから。そんな自分もきちんと愛してあげらるようになったから、じゃあ私にしかできないことをやろうって気持ちになりました。それが、素直になったっていうことかも。

――では、昔なら許せなかったようなこともあったりしますか? 例えば、数年前の私ならこんな音や言葉は使わなかった、みたいな。

LiSA:わりと全部かもしれないですね。昔だったら許せなかったっていうのだと「狼とミサンガ」とかそうかも。この曲は「リングアベル」が出来たからこそ開いた扉かなって気がします。「Blue Moon」もそうですね。こういうジャンルは私の得意分野じゃないって思っていたんですけど、それをやる自分も許せるようになったなと感じています。

――自分が得意じゃない曲をアルバムに入れるのって、受け入れられるか不安なところもありませんか?

LiSA:そうですね。でもそれも怖くなくなったかも。私、なんにも変わってないなって思っていましたけど、こうして改めてみてみると結構変わっていますね。

――「狼とミサンガ」は、初めて聞いた時に珍しい曲調だなと感じたので、ファンのみんなも同じように思うかもしれないですね。

LiSA:あと私、こういう甘い恋の歌って絶対書かないって思っていたんですよ。

――それは何故?

LiSA:えーっと、恥ずかしいから(笑)。そういう歌を歌ってる人を見ると恥ずかしくなるし、路上でいちゃいちゃしている人を見ても恥ずかしくなる。

――それは、今までは恥ずかしいからできなかったのか、恥ずかしいからやらなかったのか、どっちだと思いますか?

LiSA:んー…。恥ずかしいからやらないって思っていたんですけど、実はやれなかっただけで、自分が愛されたことによってそういう幸せも認められるようになった、かな。

――ある意味では実体験ですね。

LiSA:実体験、うんそうですね。愛されるようになって変わったかなと思います。

――「愛されている」というのが大きなキーワードなんだなというのはお話していて強く感じたんですが、そうした感覚って少しずつ実感できるようになってきたんでしょうか?

LiSA:感じてはいたけれど信じられなかったし、どうせなくなる、気持ちなんて変わるじゃん!って思っていました。その恐怖と立ち向かえるようになったというか、答えを見つけたのが「Catch the Moment」という曲です。ひとつひとつ大事に作っていったらそれは永遠になるかもしれないし、一緒にいたいっていう気持ちをちゃんと伝えないといけないなって思いながら作ったんですけど、それまではしょうがないものに対しては「だったらはじめからいらない」と、ふてくされて考えていました。

でも、少しでもそれを伸ばしていくとか、少しでも永遠に繋いでいくためにはどうすればいいんだろうっていうのを考えたのが「Catch the Moment」でした。そこから自分が愛されているなって認識を持った時に、そのひとつひとつが嬉しかったし、嬉しいっていう気持ちを今ここで堪能しなければなくなったときに後悔する。だから「なくなってしまうという恐怖感」はなくなったわけじゃないですけど、今しか感じられないことをちゃんと感じておこう、素直に楽しんでおこうって思えるようになりました。

――愛されたお返しですね。

LiSA:そんな風に考えたら、私たちは人から色々なものを受け継いでいるなって。誰かが切り開いた場所に私たちはいて、そこに命があって、芽が生えて、森ができて、みたいな。そうした誰かのおかげで私たちは今を楽しめているんだって考えた時に、自分が残す側としてやらなくちゃいけないことがあるんじゃないかなって、そんな風に思ったんです。


これからのLiSA、YAEVA MUSiCで培っていくもの――

――では「YAEVA MUSiC」について伺っていこうと思うのですが、コンセプトは「可愛く楽しくイタズラに、時には素直に牙を剥いてロックに、皆と楽しむ。」ということで、イベントや音楽など色んなことを楽しくやっていこうみたいなことでしょうか?

LiSA:そうです、だからLiSAのコンセプトと同じですね。

――アーティストも出していく?

LiSA:出していきたいなーって思っています。お母さんのいうことはきけないけど、友達や親友のいうことなら聞いてくれるじゃないですか。それと似ていて、みんなの親友を作るっていう感じです。

私じゃなくて他の人が伝えた方が良いこともあると思うし、「YAEVA MUSiC」から発信する楽しいことを誰かに伝えてもらう。そういうものを、作っていきたいですね。

――アーティスト、見たいですね。きっとLiSAイズム継承の若い人が出てくるんだと思うんですけど、LiSAさんじゃない人が伝えるそれは、どんな音楽や言葉なんだろうっていう期待感、かなりあります。

LiSA:だから私と同じ音楽性じゃなくても良いんですよ。その人にあった発信の仕方で世界を楽しくしていく。もちろんそれは男の子でも良いし、音楽じゃなくてモノだったりしても良い。そういうものも全部含めて「YAEVA MUSiC」が発信する楽しいことっていう捉え方をしてくれればいいかなって思います。

――男性アーティスト、見たいですね。

LiSA:絶対楽しいですよねー。

――そして、今年6月には全4公演のアリーナツアー「LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~」があります。こちらのパレードの準備はいかがでしょう?

LiSA:とにかく、楽しいこと練り練りしています。でも、今までのアリーナほど「やりたいことてんこ盛りでやります!」って感じじゃなくて、もうちょっと原点に立ち戻ってみたいなと。今回のアルバムのコンセプトと同じで人間としてできることとか人力でできることとか、そういったものを大事にしたアリーナツアーにしたいなって思っています。

――最後に、読者に向けて一言お願いします。

LiSA:はい。2017年のLiSAにも期待しかしないでねっ。

――ありがとうございました!

[インタビュー・文/ヤマダユウス型 撮影/Re-Zi]


リリース情報
■LiSA / 4th full Album 「LiTTLE DEViL PARADE」(リトルデビルパレード)
発売日:2017年5月24日(水)

・初回生産限定盤(CD+BD) 3,800円(税抜)

・初回生産限定盤(CD+DVD) 3,500円(税抜)

・通常盤(CD) 3,000円(税抜)

・完全数量生産限定盤(CD+BD) 5,000円(税抜)

三方背+「TODAY in L.A.」 48P photobook+「TODAY in L.A. the movie」 blu-ray +「YAEVA MUSiC」特製ラバーブレス

[CD収録曲]
「Catch the Moment」 ※劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 主題歌
「Rally Go Round」 ※TVアニメ「ニセコイ:」OPテーマ
「Brave Freak Out」 ※TVアニメ「クオリディア・コード」OPテーマ
「Empty MERMAiD」
「LiTTLE DEViL PARADE」 ※日本テレビ系「バズリズム」6月度オープニングテーマ
「そしてパレードは続く」 ※アパレルブランド「SPINNS」とのタイアップ楽曲
含む、全13曲を収録。

[Blu-ray / DVD収録内容] ※Music VideoはBlu-ray / DVDともに共通
「LiTTLE DEViL PARADE」 Music Video
「Catch the Moment」 Music Video
「Brave Freak Out」 Music Video
「Hi FiVE!」 Music Video
「TODAY in L.A. the movie」 ※完全数量生産限定盤のみ収録

ライブ情報
★2017 年 アリーナツアー決定!
 LiVE is Smile Always ~LiTTLE DEViL PARADE~

6/17(土)神戸ワールド記念ホール(兵庫)THANK YOU SOLD OUT!!
6/24(土)さいたまスーパーアリーナ(埼玉)THANK YOU SOLD OUT!!
6/25(日)さいたまスーパーアリーナ(埼玉)残りわずか!!
7/01(土)日本ガイシホール (愛知)THANK YOU SOLD OUT!!
【さらに!ホールツアー決定!】 ※アルバムにてツアーチケット先行応募券 封入対象公演
LiVE is Smile Always ~LiTTLE DEViL PARADE~「そしてパレードは続く」
9/24(日) 東京エレクトロンホール宮城(宮城県)
9/30(土) ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)・大ホール
10/1(日) 石川県・本多の森ホール
10/7(土) 長良川国際会議場(岐阜県)
10/9(月・祝)静岡市民文化会館(静岡県)
10/15(日) 川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)
10/21(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール・大ホール
10/28(土) 栃木県総合文化センター
11/3(金・祝)サンポートホール高松(香川県)
11/9(木) 中野サンプラザホール(東京都)
11/18(土) 広島文化学園HBG ホール(広島市文化交流会館)(広島県)
11/19(日) 福岡サンパレス(福岡県)
11/24(金) わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)(北海道)


>>http://www.lxixsxa.com/ (LiSAオフィシャルサイト)
>>https://twitter.com/LiSA_OLiVE (LiSA公式Twitter(@LiSA_OLiVE))



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