謎のお笑い芸人「馬鹿よ貴方は」を徹底解剖! 新道竜巳の変人ぶりが明らかに

 スローで毒の強いボケと、気の抜けたツッコミの漫才コンビ「馬鹿よ貴方は」。オフィス北野所属として初めて「THE MANZAI 2014」に出場し、ダークホースとして注目を集めた。それをきっかけにテレビやネットニュースなどの露出が増えたものの、彼らの異色さが浮き彫りになるばかり。

 前編の「平井“ファラオ”光」(ボケ)のインタビューに続き、「新道竜巳」(ツッコミ)の独特な倫理観に迫るインタビューを敢行した。

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■人生のピークだった甘い中学時代

―― まず基本の質問として……好きな食べ物はなんでしょう?

新道:うまい棒です。うまい棒の「コーンポタージュ味」。最近は、誕生日でファンの方からもらったのがうれしかったですね。

―― 新道さんもバイトをしているのですか?

新道:していますよ。「お台場 大江戸温泉物語」の縁日コーナーで、スーパーボールすくいの接客をしています。

―― めちゃくちゃ目立つじゃないですか。新道さんが接客していたら、お客さんも驚きません?

新道:たまに声もかけられますよ。「芸人さんですよね? 誰でしたっけ?」みたいな。まだ中途半端にしかバレませんね。

―― 新道さんは漫画が趣味だとか。

新道:救いのない漫画を読むのがとにかく好きですね。「闇金ウシジマくん」とか、つげ義春作品とか。

―― 漫画といえば、新道さんの公式プロフィールにある特技「漫画原作」も気になります。

新道:一時期、漫画原作者の小池一夫さんの私塾に通っていた時期がありました。勉強しましたね。といっても、原作者として何か作品を発表したわけじゃないですが(笑)。

―― なんで小池一夫さんの塾に通おうと思ったんですか?

新道:一番の理由は暇だったからですね。ある日、コンビニで時代劇の雑誌を取り上げたんです。別に時代劇が好きだったわけじゃないんですけど、そこに書いてあった劇画村塾の説明を見て「これは面白そうだ」と思い、すぐ入塾しました。僕は結構物事に興味がない時期が長かったので、興味が持てたら、すぐそこに飛び込むようにしているんです。

―― 個人的にはネタづくりにも活かせそうだと思ったんですが。

新道:うーん、そうなったらいいけど、漫画ばっかり読んでいました。ネタそっちのけでしたね。ただ漫画がコントのネタになったりはします。

―― どんな漫画ですか?

新道:カイジが『笑っていいとも』のゲストにやってくるというややこしいネタは作りました。その後も『ドラゴンボール』でネタを作ったり。今は女性のお客さんを増やしたいので、『黒子のバスケ』のDVDを見ながら、ネタを考えていますね。

―― ファラオさんが童貞という話を聞きましたが、念のため、新道さんは童貞じゃないんですよね?

新道:違います。

―― どんな女性がお好きですか?

新道:タイプが広いんですよね。ただひとつあげるなら「中学校で一番好きだった人」ですね。その人と背格好が同じ人はだいたい好きになります。

―― そんなに強い思い入れがあるんですね。

新道:中学校、高校と6年間ずっと好きで。僕はいつかその子に告白しようと思っていました。渡せずじまいでしたけど、2、3年はラブレターを胸ポケットにいつも入れてました。好きになりすぎて声をかけられなかったですね。

――それはすごいですね。

新道:中学は一緒でしたけど、高校のときは別々の学校に通ってたんです。ただ、乗る電車だけは一緒だったから、わざとその子が乗る時間に合わせていたりしました。彼女が僕を見つけると、声をかけてくれるんです。人生の幸せはそこがピークでしたね。

―― 見た目はどんな感じだったんですか?

新道:背が小さくて、髪の毛が肩よりは上で笑顔が非常にかわいらしかったですね。

―― その後、連絡を取ったりしなかったんですか?

新道:20代半ばのころに同窓会があって、その子目的で行きました。ただ、そのときはいなくて。でも、そこで彼女の連絡先を同級生から聞いて、彼女とのメールや電話でのやり取りが続きました。でも、結局会うこともなく、どうにもならなかったですね。もう10年経ちました。でもまだ会いたいです。


■新道辰巳の祖先はまさかの○○


――ではこれから、遺伝子検査で新道さんの祖先を探ってみたいと思います。「稲作の民」「海の覇者」「北の狩人」など11パターンから自分のルーツが分かる検査です。



―― 今からお見せする遺伝子結果で新道さんのことが丸分かりになるわけですが、健康面で不安なことはありますか?

新道:偏頭痛持ちなんですね。特に大江戸温泉物語で働くと、スーパーボールすくいの回転する水を眺め続けるせいなのか、湿気のせいなのか頭がよく痛くなります。

―― こちらが先日やってもらった新道さんの遺伝子結果です。



「日本人では少数派の『その他のグループ』。個性的と言われた事はありませんか?
このグループの人は日本人によくある10タイプ以外のハプログループに属する人です。日本によくあるとされる10タイプ以外にも、世界には様々なグループの人がいるとされています。それらのグループに属するあなたは、周りの人とは異なるルーツを持っているのかもしれません。もしも人より個性的といわれる機会が多いとしたら、そんな祖先のルーツが関係しているのかもしれませんね」(MYCODE診断結果より引用)

新道:たしかに個性的らしく、幼少期、普通に生活をしていると怒られ、「普通にしていれば、怒られないんだよ」と言われたが、自分の普通が怒られることの意味が分からなく過ごした覚えがあります。 お笑いを初めてしばらくは意図的でないのに、孤立してしまい、誰とも話せなく、自信もないので、仲良くなろうとも出来なかったのが、それが普通だと思っていたら、最近あまりそうゆう人を見かけないのも、幼少期から来る普通の価値観の違いからくるものなのかもしれません。

■芸人が一番「続けられる」と思った

―― 新道さんが芸人を目指そうと思った理由は?

新道:実は最初はお笑いが嫌いだったんですね。僕が子どものころはドリフが流行っていて、大人が変な顔をしたり、汚い格好をすることに嫌悪感がありました。人を笑わすことに気持ち悪さがあったんですね。ただ、『ひょうきん族』が流行ってからは、慣れたのか自然と受け入れられるようになりました。

―― そこからお笑い芸人を目指すのはハードルが高いと思いますが……。

新道:芸人になろうと思っていませんでしからね。高校卒業後何もすることがなく、ただ親にせっつかれて上京して、2年間俳優養成所に通っていました。でも、どうも自分が成長している気がしなかったんですね。そこで自分が成長できる何かを見つけたいと思って。それがお笑いでした。
―― 実際にやってみて、成長できる感じもつかめたと?

新道:見ているお客さんに笑いが起きたら正解ですからね。俳優に比べたらわかりやすいです。

―― お笑いに対して、夢とか目標はなかったんですか?

新道:親に強制的に上京させられてしまったんで、そこに夢とかないんです。時間もかかりましたけど、努力することでお笑いは上に登れる世界だと思いました。それが続けられた理由ですね。

―― 新道辰巳というお名前、本名っぽいですが芸名ですよね。どうしてこの芸名を選らんだんですか?

新道:元々は本名でやっていたんですけど、ある事務所のオーディションに行ったときに、グループ名と個人の芸名を書かせられる機会があったんですね。当時は人前で緊張してしまう癖があったので、もし芸名にしたら緊張グセも治るんじゃないかと思って芸名にしました。その場の一瞬のひらめきで新道辰巳という名前を思いついて書きました。

―― 売れてお金が入ったら何がしたいですか?

新道:僕の仲の良い芸人にライブの主宰者をやっている人がいるんですね。その人が、中野に劇場を作りたいけどお金がないと言っていたので、飲みの席でお金が入ったら僕が出資してやると言ってしまいました。500万くらいかな。だから、もしM-1で優勝したら、賞金の半分はすべてその人に貸したいですね。

■座右の銘は「自分は一般人だと思うこと」

―― 最後に座右の銘を教えてください。

新道:座右の銘かはわかりませんが、「自分は一般人だ」といつも自覚するようにはしています。だから、人から注目されるためには、長く継続的に芸人をやらないと差別化は計れないと思っています。変にその場だけ目立っても結局、そういう芸人はいくらでもいるから。今はいかに自分が普通かということを自覚するようにはしています。

―― 死ぬまで芸人やりたいとお考えなんですか?

新道:僕は芸人が天職だとは思わないです。ただ長く続けているものを続けたほうが都合がいいと思うんです。よくその場でつまづているからジャンルを変えようとする人がいますね。それが悪いとは思わないですが、ジャンルを変えるとまた0からのスタートじゃないですか。切り替えたことで確かに新しい夢や希望が蘇ったように錯覚する人が多くいます。でもそれって、見えたものが変わっただけで状況に変化はないんですよね。よくお笑い養成所を見ると、転々とお笑いのジャンルを変える人がいます。僕はそれよりはひとつのジャンルを続けたほうがいいと思いますね。長く続けるのも難しいですし、運良く続けられた理由もありますけどね。芸人としてじゃなく、人としても長く続けたほうが実りあると思いますね。


 新道さん、ファラオさんともに、プライベートな質問にも包み隠すことなく答えてくれたのが印象的だった。今回の企画を通じて、さらに「馬鹿よ貴方は」の二人のことがわかったのではないだろうか。飛ぶ鳥を落とす勢いでお笑い道を駆け上がる二人の活躍にまだまだ目が離せない。

(紐野義貴+プレスラボ)

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