原発事故、911…人類の“愚行”を収録した書籍『続・百年の愚行』著者インタビュー

 戦争やテロ、環境破壊など、人類が犯してきた現代の“愚行”をまとめた書籍『続・百年の愚行』が発売中だ。「愚行を繰り返さない社会をどう作るか」をテーマに、「9.11」や「3.11」などの事件や事象にまつわる写真を約 50 点収録している。

 今回、著者の小崎哲哉さんに話を聞くことができた。

 2002年に刊行された写真集『百年の愚行』では、20世紀に人類が犯した“愚行”を「戦争」「難民」など10の章に分けて取り上げた。

 しかし21世紀になっても愚行が止む気配はなく、「21世紀版の続編を出そうと考えた」と本書を刊行したきっかけを語る。とくに、東日本大震災での福島第一原発事故は、大きな引き金になったという。

初のエッセイ漫画が発売前から話題

 続編の発行資金は「読者(支援者)の方々に参加意識を持っていただけたら」と、クラウドファンディングの「READYFOR?」で募集した。その結果、345 人の支援者から 380万円以上を調達することに成功し、制作が始まった。

 続編の制作では、本書にとどまらない情報発信にこだわった。たとえば、本文中で多数引用した本や映画は巻末に一覧でまとめ、そのまま作品を購入できるよう、オンラインストアのQRコードを貼り付けた。「あまり本を読まない若い読者を意識しました」と著者は工夫点を明かす。

 さらに刊行後も“愚行”は続いていることから、「Facebookに特設ページ(https://www.facebook.com/idiocy2)を作り、本で取り上げた事件や事象のその後の展開や新たに生じた愚行について、世界のメディアが報じた記事を紹介することにしました」。

 特設ページには 600 件を超える「いいね!」が押されており、引き続き世界情勢や国内の社会問題をリアルタイムで知ることができる。サイトの記事を覗くだけでも、人類の“愚行”について考えるきっかけとなるはずだ。

 最後に著者は、「まずは“外側の現実”に目を向けてほしい。次に、それについてひとりで考えてほしい。 そして、そのことをほかの人と共有し、一緒に考えていただきたい。それだけでも、世界は少しだけ変わるように思います」と GREE ニュース読者にメッセージを贈ってくれた。

 ちなみに「できれば本を作った我々と意見を異にする方々にも読んでいただきたいですね」と安倍首相夫人の昭恵さんにも本を送ったそうだ。しかし「きっとお忙しいのでしょう。お返事はいただいていません(笑)」とのこと。



 公式オンラインストアでは、『続・百年の愚行』『写真集 百年の愚行 普及版』2 冊セットの購入で送料無料となっている(http://thinktheearth-shop.com/SHOP/0095.html)。外の世界に目を向けるためにも、手に取ってみてはいかがだろうか。

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