水のゆらぎまで本物そっくり! 樹脂でつくった金魚アートに人気集まる

 透明樹脂にアクリル絵の具で描かれた、金魚のアート作品が人気だ。

 この作品を作ったのは深堀隆介さん(41)。愛知県名古屋市生まれのアーティストだ。
 愛知県立芸術大学メディアデザイン科だった学生時代、お祭りで金魚すくいの屋台の主人に、「店たたむから、兄ちゃん、この金魚もってけ!」と、何百匹もの金魚をもらった。そのうち大半は死んだが、1匹は生き残り、9年も生きた。
 その間に、深堀さんが作家活動に行き詰まった際、ふとしたきっかけでこの金魚の美しさに目覚め、金魚のモチーフをアートに使うようになったことから道が開けたという。このことを彼は「金魚救い」と呼んでいる。

 リアルな金魚を作るようになってしばらくは、制作技法を秘密にしていた。その精緻さゆえ、生きた金魚を固めたものと勘違いを受けたこともある。「ひどいことをして!」と言われたこともあったそうだが、テレビで作り方を公開すると一気にファンが増えた。

 ファンからは、「現代美術というと欧米風の作品が多い中、深堀さんの作品は日本から生まれたアートであり、日本の誇り」との声が寄せられた。弟子入り希望の人もいたという。

 今では樹脂の立体、絵画だけでなく、ライブで金魚を描き上げるパフォーマンスも人気だ。「最後に一気に金魚に命が宿るような感覚を是非生で見てほしい。僕の作品を見てから、夏祭りの金魚すくいを美しいと感じてくれたら嬉しい」と語ってくれた。

●展覧会情報
8月24日まで 大分市アートプラザ 九州初個展「金魚救い」
http://www.art-plaza.jp/

8月31日まで 群馬県立館林美術館「夏休み!いきもの図鑑」出品中
http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/ex.html

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  • 8/8 18:59
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