ゆるアニメ『びじゅチューン!』の曲が頭から離れない人続出中! 制作者に直撃取材してみた

 NHK Eテレで、毎週日曜の夕方5時55分から放送中の5分番組『びじゅチューン!』が、ネット上で話題になっている。

 同番組は、世界の美術作品をオリジナルの歌とアニメーションで紹介するもの。ユニークな歌詞や、ポップなメロディが「一度聞いたら頭から離れない!」と人気となっている。

 そこで今回は、作詞、作曲、アニメーション、歌のすべてを担当する映像作家の井上涼さんに、制作秘話を聞いてみた。

 制作のポイントを尋ねたところ、「資料を読みすぎたりして頭でっかちにならないように、『モナ・リザ』や『風神雷神図屏風』などのモチーフにする絵を見たときに、早い段階で思い浮かんだことを形にすることを大切にしています」とのこと。

 また、「アニメの中では、いろんな角度から登場人物を描かないといけない場合が多いので、想像で埋めたり、着物や髪型のことを調べたりして描いています。正確なことは誰にも分からないので難しいです」と苦労点についても語ってくれた。

 制作期間は、作曲に約1カ月、アニメに1カ月ほどかかるそう。
 曲に関しては、「ちゃんと耳に残るか」を重視しており、実際に試聴してみたスタッフの反応次第では何度も作り変えることもあるのだとか。一度聴いたら頭から離れない『びじゅチューン!』の曲の数々は、こうした努力があってこそ生まれるものだったのだ。

 ネットでの反響については、「そんなに頭から離れなくてご迷惑では?と思ったりもしますが、いろいろな反応はどれも嬉しいです。作品によって好みが分かれるようで、『じゃあ、今度はこういうのはいかが?』と新しい作品を作る意欲につながっています」と語る。

 今までの作品の中での井上さんのお気に入りは、ミステリーっぽい雰囲気を作るのが楽しかったという『樹花鳥獣図屏風事件』。また、作曲家の吉岡弘行さんがアレンジした『LOVEタージ・マハル先輩』のコーラスも力強くて大好きなのだそう。
 なお、今後制作してみたい作品は、人がたくさん出て来てにぎやかなレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』とのこと。

 最後に、「美術を使ったいろんな形の冗談をお送りしているようなものなので、気楽に美術に接してみようかな、という気持ちになってもらえると嬉しいです」と井上さん。
一度見たら忘れられない、ユーモアがたくさん詰まった作品に今後も注目だ。

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