サッカー日本代表とプロ野球界の親密な交友録とは?

 熱戦続くサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会。日本代表の初戦が視聴率40%を超えたように、国民的関心事といっても過言ではない。しかし、たとえば熱心な野球ファンであればあるほど、いまさらサッカーをどう楽しめばいいかわからない、という方もいるかもしれない。そこで、野球界のうんちくにも詳しい『週刊野球太郎』編集部にサッカー界と野球界の結びつきを教えてもらった。

     *   *   *

 1993年、Jリーグが開幕した当初はサッカー人気にファンを奪われてしまうのでは? という見方が少なからず野球界にはありました。そのため、1993年の「ドーハの悲劇」が起きた際にはガッツポーズをして喜んだ選手がいる、という逸話も残っています。しかし、あれから20年が経ち、サッカーと野球はライバルではなく同じスポーツ界の仲間として、選手同士の交流も年々盛んになっています。

 たとえば、日本代表の司令塔、遠藤保仁と関係性が深いのは巨人の杉内俊哉です。二人は同じ鹿児島実業高校の先輩(遠藤)・後輩(杉内)の間柄。2013年のWBC前には、野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿に遠藤が駆けつけ、杉内を激励していました。また、遠藤の秘密道具と言われているのが野球のボール。足裏マッサージ的に、足で野球の硬式球を転がしているそうで、遠征の際の必需品になっています。

 日本代表の10番、香川真司と関係性が深いのが巨人の坂本勇人です。同級生、そしてともに兵庫県出身という共通項があり、スポーツ新聞やテレビ番組などで何度か共演を果たしています。2012年には香川が東京ドームで始球式を務めたこともありました。昨年は、巨人のロペスが香川の所属するマンチェスター・ユナイテッドの世界的スター・ルーニーの大ファンということで、坂本から香川に「ルーニーのサインもらってきて」と頼んでいた様子がテレビで紹介され、野球ファン、サッカーファン双方で物議を醸しました。

 そして代表監督のアルベルト・ザッケローニ。日本文化を学ぶためとプライベートで野球観戦に訪れたりしています。WBC期間中に野球人気についての意見を求められた時には、「野球がこれだけ根強い人気があるのは素晴らしいこと。サッカーも野球に取って代わる存在というよりも、野球があってサッカーも同じように日本のスポーツ文化として一緒に成長していければ」とコメントし、多くのスポーツファンから賛同を集めています。

 せっかくの4年に一度の祭典。サッカーのルールや競技の魅力がよくわからなくても、同じスポーツを愛する者として一度声援を送ってみてはいかがでしょうか。

※『週刊野球太郎』は、プロ野球を楽しむネタが満載。auスマートパス、Yahoo!プレミアム、ドコモSPモードでサービス中です。
ワールドカップ期間中はニュース番組の野球コーナーが減る分、『週刊野球太郎』では、よりいっそう、プロアマの最新情報をわかりやすく、楽しくお伝えしています!

関連リンク

  • 6/18 12:15
  • Scoopie News

今日のおすすめ [PR]

この記事のみんなのコメント

2

記事の無断転載を禁じます