原監督と同じ55歳で現役復帰! キミはフリオ・フランコを知っているか?

 1995年、1998年にロッテでプレーしたフリオ・フランコが、なんと55歳にして、米国独立リーグで現役復帰するというニュースが飛び込んできた。独立リーグの1つ、ユナイテッドリーグのフォートワース・キャッツというチームが、フランコとコーチ兼任選手として契約を結び、2008年5月以来の現役復帰が決定したという。

 ロッテ時代は強烈なキャプテンシーでチームを牽引し、フランコを崇拝する選手が続出。古今東西、プロ野球の歴史にも詳しい『野球太郎』編集部に、そのフランコについて聞いてみた。

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◎あだ名が「ジュース」!? 徹底の節制により48歳で本塁打!

 ドミニカ共和国出身のフランコは、1982年にメジャーデビュー。1991年に打率.341でアメリカン・リーグ首位打者に輝くなど、メジャーを代表する好打者として活躍してきた。メジャーでは通算2527試合で打率.298、173本塁打、1194打点。首位打者1度、オールスター選出3度を誇っている。

 特徴的なのはそのバッティングフォーム。バットのグリップを頭の上まで掲げ、バットの先端を相手投手に向ける個性的なフォームは本人曰く「神のお告げがあったから」したのだという。

 1995年にロッテに入団。食事などを含め、徹底的な自己管理を実践し、チームメイトを驚かせた。その徹底した体調管理方法は誰もが舌を巻き、「これがメジャーか」と、チームメイトを唸らせた。例えば、肉類は鶏肉しか食べない、アルコールは一切摂取せず、果汁100%のジュースしか飲まないことから「ジュース」というあだ名までつけられたそうだ。

 一度メジャーリーグに戻った後、1998年にロッテへ復帰。外国人選手にも関わらず、主将を務めた。その後も韓国やメキシコを渡り歩き、2001年になってメジャー復帰。すでに43歳だったが、プレーオフで2本塁打を放つなど存在感を見せつけた。特に2004年には46歳にしてアトランタ・ブレーブスで大活躍。125試合に出場し、打率.309をマークした。その後は2007年までプレーし、メジャーリーグの最年長本塁打記録(48歳)で放つなど、40代でも活躍したのは、節制の賜物だろう。

◎年齢詐称騒動

 中南米出身の選手は、さばを読んでいる場合が多い。昔からよくある話しで、スポーツ選手の場合はチームへの入団のために、実年齢よりも若く申告することがあるという。

 2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件がきっかけで、米国政府が外国人のビザを厳しくチェックするようになり、多くの選手の年齢が異なっていたことが判明。実はこのフランコもそのうちのひとり。1961年生まれと申告していたが、実際には1958年生まれだったと発表された。

 ただ、年齢制限がある試合に出ていたわけではないし、逆に日本でプレーしたのは発表されていた年齢より3歳上で、2回目にロッテに入団した時は40歳になるシーズンだったのだ。


 2008年5月にメキシコでプレーをしていたが現役引退を発表。空白の期間を経て、2012年にメキシカンリーグのチームの監督に就任して野球界に戻ってきた。その後、今回の現役復帰に辿り着いたフランコ。我々も、まだまだ頑張るオジサンを見習わなくてはいけない。

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年齢という「逆境」に立ち向かうフランコのように、あがき、戦う男たちを5月の『週刊野球太郎』では特集しています。

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