左右のイヤホンで違う曲を同時に聞けるアプリ『i聖徳太子』  開発者が明かす製作秘話

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 複数の音声ファイルを同時再生できるiPhoneアプリ『i聖徳太子』が、ネット上で話題になっている。

 10人の言葉を同時に聞くことができたという聖徳太子の伝説にちなんで名づけられた同アプリでは、最大4曲の音声ファイルを同時に再生することができる。

 ネット上では、「かなりカオスなことになる」「何に使うんだよ」「ネーミングセンスとその効能にシチュー吹いた」など、ジョークアプリとして楽しむユーザーの感想が多数寄せられている。

 なぜこんなアプリを作ろうと思ったのか? アプリ開発者の堤修一さんに開発のきっかけなどを聞いてみた。

 堤さんは、「ポッドキャストなどは『片耳で聞けば十分』と感じていたのですが、複数の音声ファイルを同時再生させるアプリは当時まったくなかった」と、着想のきっかけを振り返る。開発当初のコンセプトは、「片耳でニュースのポッドキャストを聞き、もう一方の耳でオーディオブックを聞くことができる学習加速アプリ」で、ジョークアプリではなかったようだ。

 “カオス”な4曲同時再生機能が誕生した理由については、「もともと左/右の2チャンネルだけのつもりだったのですが、三次元音響技術を使うと前後左右に音の定位を振れるため、どうせならと思い4チャンネルにしました」と、技術力の余剰であったことを明かした。

 『i聖徳太子』がリリースされたのはおよそ3年前。それが、今年4月下旬、あるユーザーがTwitterにレビューを投稿したことで急激に広まり、一日に16,000件以上もダウンロードされるアプリとなった。iOSアプリランキングでは圏外から49位に急浮上するなどしている。

 ネット上では、「このアプリをソロライブに対して使うとにこまき(※アニメ『ラブライブ!』のキャラクター)でデュエットができるのでとてもオススメです」「ひとつの曲を左右ずらして聞くと、響いているように音楽が味わえて最高!」などのアイデアも報告されている。
 
 これらのアイデアに対し、前出の堤さんは、「学習加速だけでなく、いろいろな音楽をミックスさせて遊ぶ、カオスを楽しむ、といった使い方はどれも正解です。そもそもこんなに使われるとは思っていませんでしたが(笑)」とコメントした。

 堤さんは、150万ユーザーを突破したゲームアプリ『バウンドモンスターズ』や、App Store Best of 2012で入賞を果たしたアプリ『タップ忍者』などの代表作を持ち、国内のiOSアプリエンジニアの間では有名な開発者。また、アプリ開発の専門書『iOSアプリ開発達人のレシピ100』(秀和システム)の著者としても知られている。

【関連リンク】
『i聖徳太子 lite』
https://itunes.apple.com/jp/app/i-sheng-de-tai-zi-lite/id427142794?mt=8

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  • 5/19 20:45
  • Scoopie News

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