ダルビッシュと田中将大、スゴイのはどっちだ!?

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 あと1人でノーヒットノーランを逃したものの、圧巻の投球を見せたダルビッシュ有(レンジャーズ)。日本時代から続く連勝記録をメジャーリーグでも更新し続ける「負けない男」田中将大(ヤンキース)。日本が誇る二大エースが今季のメジャーリーグを席巻している。ここまで活躍してくれると気になるのは、一体どちらがスゴイ投手なのか? ということだ。選手名鑑に定評のある『野球太郎』編集部にダルビッシュと田中将大の比較論を聞いた。

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 投手には勝利数や防御率、最近よく話題になるQS(クオリティスタート/先発投手が6回以上を投げ、自責点3以内に収めた時に記録)など、さまざまな評価軸があり、そのどれを切り取るかで、どちらがスゴイ投手か、という評価も変わってくる。そこで、今回はデータ以外の尺度を持ち出してみたい。実際に対戦した選手による比較だ。

 今年の3月、民放ラジオ4局が主催した「ラジオナイター」というイベントで、「ダルビッシュと田中将大、スゴイのはマー君?」という質問が現役プロ野球選手に投げかけられた。答えたのは村田修一(巨人)、石川雄洋(DeNA)、井口資仁(ロッテ)、相川亮二(ヤクルト)、栗山巧(西武)の5選手。結論から言えば、村田・井口の2人が田中を推し、石川・相川・栗山の3人がダルビッシュを推した。その理由は以下の通り。明確な理由になっていない回答もあるが、純粋な投手評としても興味深い。

<田中将大派>
村田修一:ダルビッシュの方が色んな球種を投げ分けてくるので絞りづらい。マー君の場合は、「困ったらフォーク」と絞ることができるのに、それでも打てない。

井口資仁:ダルビッシュの方が爆発力はある。マー君はとにかく試合を作るのが巧い。メジャーで20勝するならダルビッシュ。毎年14、15勝するのはマー君だと思います。

<ダルビッシュ派>
石川雄洋:ダルビッシュは全部の球が決め球になる投手。田中投手もいい投手なんですけど、なんとか頑張ったら当たりそうで(笑)。

相川亮二:僕は日本代表で2人の球を両方受けています。その際、真っすぐで恐怖を感じたのはダルビッシュ君が初めてでした。160キロの球を捕った時にも恐怖感はなかったんですが……。

栗山巧:ダルビッシュの方がちょっとイジワルな投手です。村田さんのおっしゃる通り、色んな球種を使い分けてくる。田中投手は真っすぐ、フォーク、スライダーというシンプルな攻め方。僕はダルビッシュの方がいい投手だなぁと思います。


 いずれにせよ、日本プロ野球において5年連続で防御率1点台を記録したダルビッシュ有と、3年連続で防御率1点台を記録した田中将大は、どちらも球史に名を刻む偉大な投手ということで間違いない。

 今後もメジャーリーグという大舞台で、2人の偉大な投手の投球内容を比較できるということほど、野球ファンにとって幸せなことはないはずだ。

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