快挙! 緊急先発でプロ初完封勝利の濱田達郎に迫る!!

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 若竜がナゴヤドームのマウンドで躍動した。5月7日、中日vs阪神の試合でプロ初先発した2年目左腕・濱田達郎(中日)が、嬉しいプロ入り初勝利をマーク。試合開始約2時間前、予告先発投手だった川上憲伸(中日)が腰に違和感を訴え、急遽、19歳9カ月の濱田にその役目が回ってきたという、いわゆる“代理”でプロ初先発が実現。緊急登板にも関わらず、完封勝利という離れ業を演じたのだ。

 いったい、この濱田という投手は何者なのか。高校時代の濱田への取材経験もある、『野球太郎』編集部に聞いてみた。
【※写真は愛工大名電高時代の濱田達郎】


◎高校ビッグ3とよばれた男

 濱田達郎は1994(平成6)年8月4日、名古屋市生まれの19歳。愛工大名電高では1年秋からエースで、2年秋の明治神宮大会では準優勝。3年春夏と甲子園に連続出場し、春はベスト8、夏は初戦敗退という結果だった。2012(平成24)年ドラフト2位で中日に入団。この当時は大谷翔平(花巻東高→日本ハム)と藤浪晋太郎(大阪桐蔭高→阪神)と並んで、「高校ビッグ3」と呼ばれた逸材である。

 1年目の昨季は、1軍での登板はなし。2軍で2勝8敗、防御率6.39とプロの壁に衝突し、高卒1年目から活躍する藤浪、大谷と比較すると結果的に大きく差をつけられる格好になってしまった。

◎やってのけた大仕事

 プロ2年目の今季は一新した首脳陣の目の前で、キャンプから猛アピール。4月29日のDeNA戦で待望の1軍初登板を飾った。そして、プロ3試合目の登板となった5月7日の阪神戦で、濱田はプロ初先発初勝利をマークしたのだった。しかも、藤浪も大谷もまだプロで成し遂げていない完封という形で。

 中日でプロ初勝利を完封で飾ったのは、1993(平成5)年5月8日の対横浜戦で、鶴田泰が記録して以来21年ぶり。初勝利が初先発で完封だと、1987(昭和62)年8月9日の対巨人戦でノーヒットノーランを演じた近藤真一以来、27年ぶりとなる。

 また、中日で10代投手の完封は、1990(平成2)年8月29日の対広島戦で完封した今中慎二(19歳5カ月)以来24年ぶりで、「2ケタ奪三振&完封」となると、1987(昭和62)年9月30日の対巨人戦での近藤真一(19歳0カ月)が10奪三振を記録した以来27年ぶりだという。

◎両親も見届けたプロ初勝利

 濱田の実家は、中日の本拠地であるナゴヤドームから自転車で約10分の距離。この試合も、両親は初先発を聞きつけて急遽、ナゴヤドームに向かったという。

 濱田は試合後、記念のウイニングボールをその両親にプレゼント。予告先発の川上が腰痛を発症して巡ってきた緊急登板で、チームにとっても家族にとっても、文字通りの孝行息子になった。

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