オープン戦が本格的にスタート! 今シーズンは“逆”満塁男に注目!?

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 3月に入って、プロ野球はオープン戦が本格的にスタート。各チームとも実戦形式のなかで仕上がり具合をチェックし、開幕に備えている。ファンにとってはやはり、単純な練習が続くキャンプよりも、実戦形式のオープン戦のほうが見所が多いのも、また事実だろう。

 先日発売された『別冊野球太郎2014球春号 プロ野球呪いのハンドブック』(発行・イマジニア株式会社ナックルボールスタジアム/発売・廣済堂出版) は、あえて“ネガティブな要素”に注目して、一風変わった視点から試合観戦を楽しむことを提唱した一冊だ。

 たとえば満塁のケースで異常によく打つ「満塁男」に対して、逆にサッパリ打てない「逆満塁男」がいるのをご存じだろうか。この本の編集に携わった『野球太郎』編集部に、満塁の場面での野球の見方について聞いてみた。

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◎「満塁男」といえば…?

 「満塁男」と聞いて真っ先に思い浮かべる選手といえば、駒田徳広(元巨人ほか)だろう。2000安打も達成した長身の左打者は、満塁の場面で打席に立つと不思議と好成績を残した。

 なんといっても1983年のプロ初打席で満塁本塁打を放つという奇跡を演じた駒田。翌年のシーズン初打席も、なんと満塁本塁打で飾るなど、不思議と満塁に縁があった選手だった。

◎昨季、満塁で最も打てなかった「逆満塁男」は?

 その駒田に対して、満塁の場面ではサッパリ打てない「逆満塁男」が出現した。昨シーズン、14打数も満塁の場面に遭遇したものの、1安打しか打てなかったのが森岡良介(ヤクルト)だ。満塁時の打数が10以上ある全選手のなかで、満塁打率.071は12球団ワーストという不名誉な記録を残してしまった。

 14打数のうち10度、ストレートを打ちにいったケースがあった。しかしいずれも凡退したのは、森岡が満塁のチャンスで金縛りにあったのか、それとも投手の開き直りが好結果を生んだのか……。いずれにせよ、今シーズンのヤクルト戦では、森岡が満塁の場面で打席に立った際は要注目だ。

◎そして、得点圏打率が最も低かった打者は?

 プロ野球では打者たちが打席に入ると「得点圏打率」という数字が紹介される。これは二塁または三塁に走者がいる場合の打率で、「得点圏打率が高い」イコール「勝負強い打者」と認識されている。

 満塁の場面よりも得点圏に走者を置く場面で打席に入るケースは多い。昨季、その得点圏打率が最も低かったのが、宮﨑祐樹(オリックス)だった。32打数3安打で打率.094は得点圏時の打数が30以上の選手を対象として、ただひとり1割を切る数字を残してしまった。

 その宮﨑はプロ2年目の2012年9月29日のロッテ戦で先頭打者本塁打を放ち、それが自身のプロ入り初本塁打となる離れ業を演じた“持ってる男”であるはず。今季は“チャンスに弱い男”が上回ってしまうのか、“持ってる男”が上回るのか。


 昨シーズンまでは、野球につきものである“凡打”に注目して野球を観るという発想すらなかった。しかし今季は満塁や得点圏の場面で、その打者が“呪い”を振り払うことができるか、注目しながら観戦したい。


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『週刊野球太郎』では、【キャンプと「呪い」】を掛けあわせた『プロ野球 呪いのキャンプ事件簿』を連載中!

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