今シーズンも「ムエンゴwww」が叫ばれる? 12球団No.1の報われない投手は誰だ?

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 オープン戦もはじまり、ジワジワと“球春到来”を感じる時期がやってきた。混じりっけのない乾いた打球音に反応する拍手や歓声を聞くと、ワクワクするファンも多いのではないだろうか。

 そんななか、前代未聞の野球本が登場した。その名も『別冊野球太郎 プロ野球[呪い]のハンドブック 2014球春号』(発行・イマジニア株式会社ナックルボールスタジアム/発売・廣済堂出版)。あえてプロ野球の“ネガティブ”な部分にフォーカスし、新しい観戦スタイルを提唱する本だという。編集を務めた『野球太郎』編集部に話を聞いてみた。

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 「ネガティブ」な部分とはどういうことか。例えば、この本で紹介されている「ムエンゴ(無援護)」について。どんなに良いピッチングを見せても、不思議と味方打線が点を取ってくれず、勝ち星が思った以上に少ないピッチャーを、プロ野球ファンなら一度は目にしたことがあるだろう。

 この『プロ野球[呪い]のハンドブック』では「その投手が9イニング投げたら味方打線は何点取ってくれるか」という“援護率”をはじき出し、味方打線の援護が得られない無援護な投手をランキング形式で紹介している。今回はその不運な投手たちを紹介しよう。

三浦大輔(DeNA/写真)
 まずは意外だったのが、ハマの番長・三浦大輔。昨シーズンの援護率は3.07で12球団ワースト3位だった。2002年から歴代2位となる259試合連続で先発登板を継続中の三浦は、長きに渡ってチーム投手陣の屋台骨を支えてきた“レジェンド”投手に対して、DeNA打線は今季こそ、さらなる援護点を取って欲しいところだ。

スタンリッジ(ソフトバンク)
 ワースト2位の援護率だったのが、昨季は阪神に在籍していたジェイソン・スタンリッジ。実はこのスタンリッジ、一昨年の援護率はワースト1位だった。その2シーズンともに、防御率は3点以内と安定した成績を残していただけに、不憫でならない「ムエンゴ」だった。

澤村拓一(巨人)
 そして昨シーズン、最も「ムエンゴ」だったのが、巨人の澤村。援護率2.94は12球団唯一の3点を割っている数字だった。つまり澤村が投げた時は、あの強力な巨人打線が3点も取れなかったのだ。

 昨季は5勝10敗と大きく負け越した澤村。原因は味方の「ムエンゴ」であることは間違いないだろう。ちなみに巨人打線の平均援護率は4点台を記録しており、澤村の登板時だけはなぜか急降下したのだった……。

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 ちなみにワースト2位のスタンリッジは、今シーズンからソフトバンクに移籍した。そのソフトバンク、実は12球団No.1の援護率を誇っているチームなのだ。阪神時代は「ムエンゴ」に泣かされたスタンリッジも今季は活躍間違いなし! なのか、もしくはソフトバンク打線を「ムエンゴ」にしてしまう「呪い」をかけてしまうのか。興味深いシーズンになりそうだ。

 このように、詳細なデータに裏付けられた「ネガティブ」な記録に注目することで、新しいプロ野球の楽しみ方が見えてくるのではないだろうか。

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