選手だけじゃない? 審判も自主トレしてキャンプイン!!

 プロ野球選手たちは2月1日のキャンプインに向けて、自主トレの真っ最中だ。実はこの時期、選手だけでなく試合を裁く審判員たちも、キャンプに向けて自主トレを行っている。審判採用試験に挑んだ編集者もいるスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、プロ野球の審判員について話を聞いてみた。

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【自主トレは1月下旬予定!】

 日本野球機構(NPB)では毎年1月下旬に、現役の全審判員たちが東西に分かれて、自主トレを行っている。2013年までは、プロ野球の審判を目指す人向けに、その自主トレに参加してもらう企画もあったそうだ(2014年はなし)。

 試合中は立ちっぱなしでゲームの行方を追い続けるため、その体力維持のためのトレーニングがメイン。また球審を務めた場合、投手にボールを返球する。そのため審判員同士でキャッチボールをして肩を作るなど、地味ながらシーズン通じて試合を裁けるように、カラダ作りを行っているのだ。

 その後は選手と同様にキャンプイン。12球団がキャンプを張る場所に各審判員が派遣され、ブルペンに入って本番さながらに「ストライク!」、「ボール!」の判定を"練習"する。他にも新人投手のけん制球に対して、ボークかそうでないかの確認や、ストライクゾーンへの目慣らし、さらには変更になったルールの徹底周知など、やるべきことは多い。そして、続いて始まる練習試合やオープン戦を実際に裁きながら、開幕までに万全の状態へと仕上げていくのだ。

【審判はツライ! 笑えないあんな話やこんな話】

 前述したように、試合中は立ちっぱなしの審判員たち。過去にはこんな悲劇もあったそうだ。1955(昭和30)年、後楽園球場で行われた東映vs西鉄では、二塁塁審が我慢できずに、"小"を漏らしてしまったことがある。ちなみに"大"は1962(昭和37)年、小倉球場で行われた西鉄vs南海で線審が、もよおしてしまったそうだ...。

 審判のジャッジ1つで試合の結果を左右することがある。1990(平成2)年4月7日に行われた巨人vsヤクルトの開幕戦で、巨人・篠塚利夫が放ったポール際の打球を本塁打と判定。結果は覆らなかったが、猛抗議を受け、この試合以後もミスジャッジだと大騒ぎになり、その判定をした大里晴信審判は心労で休養を余儀なくされた。

 さらに、復帰後の5月6日の大洋vs阪神で球審を務めた時に、本塁上のクロスプレーでの退場処分を巡り、再びトラブルが発生。度重なる失態にセ・リーグは「緊急審判会議」を開き、大里審判を二軍に降格する処分を決めたのだった。

 ビデオ、テレビ中継という文明の力によって、一度だけ、その瞬間でしか判断・判定できず、「審判の判定は絶対」と言われながらも、全方位から監視を受けるような審判員は非常にツライ立場になっている。ファンである我々が当たり前のようにプロ野球の試合を観ることができるのも、審判員の方々がいるからこそ。今シーズンはその審判員たちにも感謝しながら、プロ野球を楽しもう!

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