勝負に負けたらFA宣言取り消し? なんでもアリだったプロ野球ファン感謝デー

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 全国的に好天に恵まれた11月23日、プロ野球チームのファン感謝デーが各地で開催された。毎年恒例となっているこのイベントは、選手たちが一年間応援してくれたファンを楽しませるために開催され、今年は「勤労感謝の日」にちなんで、この日にファン感謝デーを開催する球団が多かったようだ。

 今年はバレンティン(ヤクルト)の本塁打記録や田中将大(楽天)の連勝記録など、歴史に残る大記録が生まれ、楽天が劇的な日本一達成したことも相まって、空前の盛り上がりをみせたプロ野球。このような現状だったためか、イベントに足を運ぶ人も例年以上で合計約31万人のプロ野球ファンがシーズン中と同様に、大いに盛り上がったファン感謝デーだったようだ。そのファン感謝デーで起きた出来事について、オフの間でもプロ野球情報満載のスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。


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【負けたらFA宣言取り消し!? 涌井vs炭谷のバッテリー対決は...】

 オリックスと中日を除く(オリックスは17日に開催済。中日は30日に開催される予定)10球団でファン感謝デーが行われたこの日、一番の盛り上がりを見せたのが埼玉西武ライオンズだ。なんと5万人以上(一部重複あり)のファンが駆けつけたというのだからスゴイ。

 各種イベントのなかでもファンが最も驚いたのが、選手が企画した「ストラックアウト対決」での出来事。ストライクゾーンを9分割したボードめがけてボールを投げ、マスを射抜き制球力を競うおなじみの競技で、捕手の炭谷銀仁朗が今オフ、FA宣言した涌井秀章に対して、挑戦状を叩きつけた。

 「僕が勝ったら、FA宣言はなしで!(※実際に宣言を取り消すことはできないので、「西武に残留してください」という意味)」と涌井に宣戦布告してマウンドに向かった炭谷の結果は40点。続く涌井は本職の投手であり、炭谷の記録を破ると思われたが、その重圧? に負けて同じく40点に終わり、この勝負は引き分けとなった。果たしてこの結果を受けて、それでも涌井は他球団へ移籍するのか? それとも西武に残留するのか。ロッテへの移籍が確実視されているが、最後まで目が離せなくなってきた。

【亀梨と巨人ドラ1・小林とのイケメン対決は痛み分け!】

 ファンの多さという点では負けていないのが巨人だ。同日行われたファン感謝デーには約4万2千人が東京ドームに詰めかけた。

 サイン会やホームラン競争など、さまざまなイベントが行われたなかで一番の盛り上がりをみせたのが、男性アイドルグループ「KAT-TUN」の亀梨和也がエースを務めるチームとのエキシビションマッチ。特に今年のドラフト1位・小林誠司が代打で登場すると、東京ドームは大歓声に包まれた。気になる結果は、初球をライトに打ち上げたものの、エラーで出塁するという微妙な結果に終わり、両者痛み分けとなった。

【ベンツをゲットした阪神・藤浪晋太郎は教習所に通学中】

 最後はなんとも「太っ腹」な話。甲子園球場に約3万9千人を集めた阪神のファン感謝デーでは、ルーキー・藤浪晋太郎が大フィーバー。今季のチームMVPや「新人特別賞」などを受賞。さらには賞金総額1000万円の「和田監督フレッシュ大賞」を、独り占めしたという。

 例年は複数選手で山分けしていたこの賞も、藤浪なら独り占めしても文句なし。ルーキーながら10勝を挙げてチームの2位躍進に大貢献した藤浪に対しては、さらに副賞として高級外車メルセデス・ベンツ(Cクラス)まで贈られたそうだ。

 ちなみにまだ高卒1年目の藤浪は運転免許を持っておらず、高知・安芸での秋季キャンプ後に教習所に通い出したそうだ。しかし、高卒3年目のオフになるまでは球団の規定もあり、運転は禁止とのこと。ベンツのオーナーになり、ドライブするにはまだまだ時間がかかりそうだ。藤浪といえば、150キロを超え、ちょっとクセのあるストレートが魅力だが、運転ではくれぐれもスピード違反には気をつけていただきたいと思う。

 他にも、ヤクルトのファン感謝デーでは「マグロ解体ショー」が行われ、ファンにマグロの握りが振る舞われたり、DeNAのファン感謝デーでは紅白戦に中畑清監督が代打で出場。見事、センター前ヒットを放った。全国各地で行われたファン感謝デーで、選手たちはファンに対して十分に「おもてなし」をみせたようだ。


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