前代未聞の戦い!日本シリーズにまつわる珍事件ベスト3!!

 「今年の日本シリーズは面白い!」と、もっぱらの評判だった2013年日本シリーズ。今年は印象に残る試合が続き、手に汗握る好ゲームが多かった。日本一のプロ野球チームを決める戦いに相応しいシリーズだったといえるだろう。

 過去の日本シリーズを紐解くと、好ゲームも多いが、ペナントレースでも見られないような"珍ゲーム"というべきか、前代未聞の事件が起きた試合もあった。スマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、歴代の日本シリーズで起きた衝撃的な試合を聞いて、さらにはその"迷試合"をランキング形式でまとめてみた。


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【第1位:口は災いのもと!「〇〇は〇〇より弱い」発言が相手チームに火をつけた!!】

 この事件はご存じの方も多いだろう。1989(平成元)年の巨人vs近鉄は、ある選手の発言が波乱を呼んだ。

 巨人相手に近鉄が連勝し、東京ドームで迎えた第3戦も先発・加藤哲郎の好投により3-0で近鉄が勝利。その加藤は、3連勝で日本一に王手をかけた試合後のヒーローインタビューで「シーズン中のほうがよっぽどしんどい」と発言。その後も新聞記者の質問に「この程度の相手に負けたら(パ・リーグの)西武やオリックスに申し訳ない」とコメント。

 これに尾ヒレがついて、後に「巨人はロッテより弱い」という迷言? にすり替わってしまった。そしてこの発言を聞いた巨人ナインは大発奮。4連勝を飾って逆転で日本一に輝いたのだった。


【第2位:厳正なる日本シリーズで非常識? 空気を読まない抗議時間はなんと1時間19分!!】

 日本一を決める日本シリーズは昔から、厳正で誇り高い雰囲気のなかで行われてきた。しかし、その雰囲気をぶち壊しにした事件があったという。1978(昭和53)年、阪急(現オリックス)とヤクルトの日本シリーズは熱戦に次ぐ熱戦で、最終戦までもつれ込んだ。

 迎えた第7戦の6回裏、ヤクルト・大杉勝男の一打はレフトポール際に飛び込んだ。線審はホームランのゼスチャーをみせるも、この判定を不服とした阪急・上田利治監督が猛抗議。「どう見たってファウル」と執拗に抗議を続け、挙げ句の果てにはコミッショナーや阪急のオーナー代行らが上田監督をなだめるもその怒りは収まらず、抗議はなんと1時間19分にも及んだという。

 試合は結局、8回裏にその大杉が今度は文句なしの一発を放つなどしてヤクルトが大勝し、日本一に輝いた。そして上田監督は会見を開き、監督を退任してしまったのだった。


【第3位:審判は石ころ? 試合の重要な場面で起きた、前代未聞の珍プレーとは?】

 1982(昭和57)年の中日vs西武の日本シリーズは、誰もが予想しなかったプレーが引き金となって日本一が決まった。2勝2敗のタイで迎えた第5戦の3回表、2死ながら中日は二塁に走者を置き、先制のチャンス。続く打者の平野謙(元中日ほか)は、一塁線を鋭く破る長打コースの打球を放った。誰もが中日の先制点を予想した瞬間、なんとその打球は塁審の村田康一審判に当たってしまったのだ。打球はセカンドの前にコロコロと転がり二塁手が捕球し、三塁を廻ってホームを狙っていた走者は慌てて三塁に戻るも、相手二塁手からの転送で三塁タッチアウトとなってしまった。

 野球規則では、審判は"石ころ"と同じ扱い。打球が当たってもインプレーとみなされ、試合は続行される。結局、先制できなかった中日は流れをつかめず1-3と僅差で敗れてしまった。そして続く第6戦も敗れた中日は、2勝4敗で日本一を逃すこととなってしまった。


 他にも試合とは別に、日本シリーズにまつわるこんな話もある。2000(平成12)年の11月6日、当時のプロ野球コミッショナーはダイエー球団(現ソフトバンク)に対して、なんと3,000万円もの制裁金を科した。

 理由はダイエーが日本シリーズ期間中の本拠地球場の確保を怠ったからだという。日本シリーズは2連戦、移動日、3連戦、移動日、2連戦の最大7試合を行う日程が一般的。しかしダイエーはシーズン中盤の時点で、日本シリーズ開催が予定されている期間中にもかかわらず、本拠地の福岡ドーム(当時)を他の団体に貸す約束をしてしまった。その後、ダイエーは日本シリーズ出場を決めてしまったから、さあ大変。その年のシリーズは通常通りの連戦を行えなかったという最悪の結果となり、それに対して制裁金を科したのだった。

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「2013総決算・プロ野球なんでもランキング」を読めば、今年のプロ野球の全てがわかる!

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