仰天アイデア! ドラフトのクジは選手本人が引け!~ドラフトの呪い・岡田彰布伝説

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 プロ野球ドラフト会議におけるハイライトのひとつが、重複指名となった場合のクジ引きだ。

 松井秀喜を引き当てた際の長嶋スマイル。菊池雄星、大石達也をそれぞれ6球団競合の末に引き当てた渡辺久信前西武監督のガッツポーズ。古くは「黄金の左腕」で荒木大輔や広沢克巳、長嶋一茂などを次々と引き当てたヤクルトの相馬和夫元球団社長(故人)など、抜群の"引きの強さ"で指名をモノにしてきた「クジ運のいい男」がいる一方で、「クジ運の悪い男」も当然存在する。その最たる例が、阪神、オリックスで監督を務めた岡田彰布氏だ。

 そこで、ドラフト事情に詳しいスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、岡田彰布氏のドラフトクジ引き伝説を聞いた。


     *   *   *

【阪神時代~1勝3敗】

 岡田氏が初めてクジ引きをしたのが阪神監督時代の2006年。高校生ドラフト1巡目で、堂上直倫(愛工大名電高~中日)を指名するも、3球団競合の末、クジ引きで外してしまった。

 翌年は高校生ドラフト1巡目で中田翔(大阪桐蔭高~日本ハム)を4球団競合で敗れ、大学生・社会人ドラフト1巡目では大場翔太(東洋大~ソフトバンク)が6球団で競合となり、これもクジ引きで外した。

 唯一引き当てたのが、中田翔の外れ1位で競合した高濱卓也(横浜高~阪神~ロッテ)。ただ、外れ1位の末の抽選、ということを考えると、決してクジ運が良かった、とは言えない結果だろう。

【オリックス時代~怒濤の4連敗】

 岡田氏の「クジ運の悪さ」が世に広まったのが、2010年ドラフトになる。この年、最大の注目選手だった大石達也(早稲田大~西武)を6球団競合の末に逃した事から伝説は始まる。

 続く外れ1位に指名した伊志嶺翔大(東海大~ロッテ)はロッテとの一騎打ちで敗れ、さらに外れ外れ1位指名となった山田哲人(履正社高~ヤクルト)もヤクルトとの重複指名となり、クジ引きで敗れたのだ。

 1回のドラフト会議で「1位指名抽選3連敗」は史上初の珍事だった。

【呪いは解けず、翌年も......】

 翌2011年のドラフト1位では高橋周平(東海大甲府高~中日)をヤクルト、中日と競合。そして、ある意味では期待通り、岡田氏はこの年もクジを外し、オリックス時代は「クジ引き4連敗」という結果になった。(その時の写真を掲載している)

【岡田彰布とドラフトの因縁】

 通算1勝7敗。これがペナントレースなら即刻解任騒ぎが起きてもおかしくない勝率である。

 ここまでクジ運が悪いとその理由を探りたくなるが、子どもの頃から大の阪神ファンだった自身が、希望通りドラフトで阪神に指名されたことで、「ドラフト運」を使い切ってしまったのではないだろうか。

 ちなみに岡田氏は、「今後ドラフトはどうあるべきか」というテーマに関して、これまで何度となく新聞紙上や雑誌において持論を展開している。

 そのドラフト案とは、抽選制度のルールを少し変更し、「重複指名された選手本人が抽選のクジを引く」というもの。クジひとつで若者の運命を左右するくらいなら、せめて自分自身でそのクジを引かせてやろうじゃないか、というのが岡田氏の意図ではあるのだが、ここまでクジで連敗続きの姿を見ると、「もうクジを引きたくないから」という裏の意図も勘ぐりたくなってしまう。

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  • 10/23 12:08
  • Scoopie News

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