なんと!! 優勝のお約束「ビールかけ」はこうして始まった!

 2013年のペナントレース。セ・リーグは巨人が、パ・リーグでは楽天がそれぞれ見事なリーグ優勝を飾ったのは記憶に新しいが、優勝が決まった試合後に"お約束"のように行われるのが「ビールかけ」だ。

 先月の26日、球団創設以来の初優勝を成し遂げた楽天のビールかけではなんと、5,000本もの瓶ビールが文字通り「泡と消えた」そうだ。今回は「この瞬間のために、1年間がんばってきた!」と多くのプロ野球選手が口にするビールかけのあれこれについて、コアな野球情報満載のスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

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【日本で初めて行われた「ビールかけ」はハワイ生まれの日系二世選手が起源!?】

 日本プロ野球のビールかけの起源は、1959(昭和34)年の南海(ソフトバンクの前身球団)のパ・リーグ優勝時に遡る。

 優勝が決定した試合後には祝勝会が行われ、監督や選手が会場に集まったその時、ハワイ生まれの日系二世選手・カールトン半田(日本名・半田春夫)が他の選手にビールをかけはじめた。半田はマイナーリーグでプレーした経験もあり、シャンパンファイトの風習を真似て、他選手の頭にビールをかけてまわったそうだ。

【お酒は二十歳(はたち)になってから!? ビールかけの場合はアウトかセーフか?】

 当然のことながら20歳未満の飲酒は禁止されている。しかし、「体にかける場合は違法ではない」という見方もあり、今から十数年前までは、優勝に貢献した未成年の選手がビールかけに参加しても特にお咎めはなかった。

 しかし近年では、優勝祝賀会に未成年選手を参加させなかったり、ノンアルコール飲料などで優勝を祝ったりなど、社会的風潮を重視する球団が増えている。

【まさに悲喜こもごも! 様々な理由で中止になったビールかけ】

 「このために、1年間頑張ってきた!」と口にするくらい、優勝の喜びを分かち合う「ビールかけ」を楽しみにするプロ野球選手もいるが、実は様々な理由で中止になった「ビールかけ」もあるのだ。

 1988(昭和63)年にそれぞれのリーグで優勝した中日と西武は、当時の昭和天皇の病状を考慮してビールかけは中止した。また1999(平成11)年に優勝したダイエー(ソフトバンクの前身球団)は親会社が食品を扱う企業であり「商品を無駄にしている」という世論を考慮して、炭酸水で「仮想ビールかけ」を行ったそうだ。

 だたし、そういった世論にも負けずにビールかけを行ったチームもある。

 1984(昭和59)年に優勝した広島は、「ビールかけは資源を浪費する無益な行為である」という投書が新聞に掲載されても、報道陣をシャットアウトしてビールかけを行った。

 また1990(平成2)年には当時のプロ野球コミッショナー・吉國一郎が「飲食物を粗末にすることに違和感がある」と、ビールかけを自粛するよう述べたが、その年に優勝した巨人と西武はその要望を無視してビールかけを強行したそうだ。

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