昔は過激だった! プロ野球優勝決定直後に起きた前代未聞の事件

 先月の22日、セ・リーグでは首位巨人の2年連続35度目の優勝が決まり、26日には球団創立9年目の楽天が、悲願のパ・リーグ制覇を果たした。

 9月下旬から10月上旬にかけては、プロ野球では優勝チームが決まっていく時期だ。しかし、過去には感動的な優勝決定試合にも関わらずトンデモない事件が起きたこともあったそうだ。今回はそんな優勝決定試合で起きた"珍事"について、コアな野球情報満載のスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

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【優勝決定戦で負けた腹いせにカメラマンを暴行! 監督の座を降ろされる】

 1960(昭和35)年の10月2日。巨人は広島とのダブルヘッダーに敗れたため、大洋の初優勝が決定した。試合終了後、悔しさをあらわにする巨人・水原茂監督の表情を至近距離で撮影しようとした報道陣と水原監督がひと悶着起こす。水原監督は「もう撮るな!」と一喝するも、撮影を止めないカメラマンを捕まえて、ポカリと殴ってしまった。

 周囲に止められて冷静さを取り戻した水原監督は、カメラマンに謝罪するも時すでに遅し。報告を受けた球団側は翌日から水原監督を謹慎処分とし、その年のシーズンオフにユニフォームを脱ぐ一因となってしまった。

【まさにパニック状態!ファンが試合終了と同時にグラウンドに乱入】

 1973(昭和48)年10月22日、甲子園球場での阪神vs巨人戦で事件は起きた。両チームにとって最終戦の直接対決で、勝った方が優勝という劇的な試合も、甲子園を本拠地にする阪神は0-9でボロ負け。おまけに点差以上に無気力プレーが続き、阪神ファンの怒りは抑えきれないほど膨張していた。

 試合中も酷いヤジが飛び、殺気だったファンがフェンスをよじ登るなど、異様な雰囲気の中で行われた優勝決定試合。試合終了後は巨人の選手たちは一目散にベンチへ逃げ込んだが間に合わず、あの世界の王貞治がファンに殴られてしまったそうだ。甲子園球場には3,000人以上がグラウンドに雪崩れ込み、警備員も対応ができず、球場は"無法地帯"となってしまった。

【20年ぶりの優勝が霞んだ!?大物選手の引退発表と重なった悲劇】

 最後は1974(昭和49)年10月12日。中日が1954(昭和29)年以来となる、20年ぶり2度目のリーグ優勝を決めた。しかも1965(昭40)年から続いていた巨人のV10を阻止する優勝であった。

 しかし、その輝かしい優勝決定から数時間後、あの国民的スーパースターである長島茂雄が引退を表明。翌日の新聞やテレビ、ニュースは全て「長島引退」一色に染まってしまったという。

「なにも中日の優勝決定時に引退発表をしなくても...」関係者からそういった声もあったという。しかしながら、長島の引退発表のタイミングは意図的なモノではなかった。26日からは大リーグからニューヨーク・メッツが親善試合のために来日。その試合日程も考慮すると、長島茂雄の引退表明やセレモニーはこのタイミングで行うしかなかったそうだ。

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