東京では3700万円!?選挙ポスターのお値段とは
選挙になると街中の至る所に設置される選挙ポスター。あのポスターには、どれくらいの費用がかかっているのでしょうか。
■貼りだすだけで一苦労?
そもそも、ポスターを貼りだす掲示板の数をご存知ですか? たとえば東京都の選挙管理委員会によると、今回の参院選では都内全域で1万4134か所とのことです。政党や組織の支援を受けずに立候補した場合、全部の掲示板にポスターを貼りだすだけでも一苦労なのだとか。
■1枚あたり66円
東京選挙区で立候補する場合、ポスターには1枚あたり66円の費用がかかります。さらに予備として掲示板の数の2倍作成できるため、1人の候補者でポスター代に使える金額は186万5688円までとなります。この金額は上限のため、これより少なく作成する分には問題ありませんが、過去の例では上限いっぱいまで作る候補者がほとんどとのことです。
選挙ポスター作成費は公費負担、つまり税金で賄われることになります。東京は今回の参院選では20人の候補が立候補したため、もし全員が上限いっぱいで請求していた場合には、ポスター代だけで3700万円を超える計算になります。
もちろん、国政選挙だけでなく地方選挙のポスター作成費も税金でまかなわれています。選挙における税金の使い道も、きちんとチェックしていきたいですね。
(NPO法人YouthCreate)